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気品あふれる花を育てたいならばアマリリスで決まりです。アマリリスはその独特なシルエットが人気で、品種も多くなっています。また、珍しいアマリリスは高値で売買されることすらあります。チューリップと同じ球根植物でもあります。茎と葉っぱが同時に成長するのが特徴です。花は春や秋に咲きます。
そんなアマリリスの育て方について、ポイントを厳選して紹介しましょう。
アマリリスは日向もしくは半日陰に植えましょう。とはいえ、直射日光にさらすと根が傷んでしまうため、夏場などの日差しが強い時期は半日陰に置くことが大事です。
アマリリスを鉢植えする場合には、20cmから30cm程度の鉢を選びましょう。
アマリリスを育てるときは、土が乾いてきたらたっぷり水やりをしましょう。
秋になってきたら水やりの回数を少なくしていきます。冬の季節は、特に水を与えなくても大丈夫です。春の季節になって、芽が出てきたら水やりを再開しましょう。
アマリリスを育てるときの肥料は、固形肥料もしくは液体肥料を使います。こうすることで球根も大きくなり、来年度に花もつきやすくなります。
アマリリスを育てるときは、腐葉土や堆肥などを3割程度混ぜ込んだ用土を用いてください。水はけの良い土に植えることが大事です。
ネダニは球根にひそんで養分を吸って葉を枯らせる害虫で、球根のキズなどから侵入します。ネダニはアブラムシなどと違って、地中に潜んでいるので見つけにくいです。何も問題がないようなのに成長が悪いようならば、ネダニの可能性を疑いましょう。殺虫剤を散布して対処します。
赤ダニも気をつけておきたい害虫の一つ。赤ダニは葉の裏に潜んでいます。もしも発生したら鉢を横に倒して水でダニを洗い落としましょう。薬剤を用いて駆除することもできます。
モザイク病は葉にモザイクのような斑点ができるのが特徴の病気です。これは、モザイク病にかかっている植物と接触することによって感染します。そのため、ほかの植物との接触はなるべく避けるようにするとともに、モザイク病にかかったら早めに処置しましょう。
これは秋に生じやすい病気です。この病気にかかると葉が枯れて球根が成長しなくなります。長雨のジメジメした日々に生じやすいので、雨が何日も降っている際には気をつけておきましょう。
アマリリスの植え付け時期は、3月から4月頃にかけてです。ただし、品種によっては植え付けは11月から1月にかけて行ったほうが良いこともあります。品種ごとの違いに注意してください。
アマリリスの球根が半分程度埋まる深さに植え付けましょう。植え付けをする際に球根の古皮などは切り取っておきましょう。こうすることで発育もよくなります。
また、アマリリスを植えたあとは10日程度水を与えないようにします。植えたあとすぐに水を与えると、根腐れを起こす原因となります。
アマリリスは地植えもできるものの、管理斧しやすい鉢植えがおすすめです。鉢植えであれば、越冬などもしやすくなります。
アマリリスの増やし方は、「株分け」もしくは「種まき」でできます。ただし、球根からの方が育てやすいので、株分けがおすすめです。
植え替えと同じタイミングで、2〜3年に一度、球根を掘り上げましょう。土を落としたら、子球根と親球根を手で分けて、それを植えつけていきます。
アマリリスは、秋頃になると葉が黄色くなってきます。アマリリスの花が枯れてきたら、根元から花を切り落としましょう。花をつけたままにすると種ができるものの、球根が小さくなってきます。
葉は枯れるに任せ、枯れない葉はそのまま切らないでおいてください。この葉は翌年度の開花に必要となります。
また、冬はアマリリスの休眠期になるので、この時期は水を与えなくて大丈夫です。冬に水を変に与えると、翌年花が開花しないこともあるので気をつけてください。
また、アマリリスは品種によって寒さへの耐性がことなります。中輪のアマリリスは寒さにも強い反面、大輪のアマリリスは寒さにかなり弱いです。このように品種の違いにも注意して育てていくことが必要になってきます。
アマリリスは球根や花などに毒が存在しています。犬などが誤ってアマリリスを食べると下痢や嘔吐などの中毒症状を起こすことがあるので気をつけましょう。
アマリリスは、5月から6月頃になると、ユリに似た大きい花を横向きに咲かせます。花色は赤や白、ピンクなどがあります。
「誇り」「美貌」といった花言葉がアマリリスにはあります。アマリリスの見た目を考えればこうした花言葉も理解できることでしょう。
また、「おしゃべり」という花言葉もあります。アマリリスの花は横向きにたれてつきますが、このために隣のアマリリスにおしゃべりしているように見えるためです。
ちなみにアマリリスは古代ローマの詩人であるウェルギリウスにちなんでいます。
アマリリスは見た目もよく育てていて楽しい花の一つです。アマリリスはそれでいてそこまで難易度も高くありません。本記事で解説したようなポイントに気をつければ美しいアマリリスが育てられるはずです。
また、アマリリスは紹介したように品種もかなり多くなっています。おすすめなのはレッドライオンなどのように見た目が派手な大輪系のアマリリスですが、いろいろと調べて自分にあったものを選んでみると良いでしょう。
※トップ画像はaquaさん@GreenSnap
GreenSnap編集部