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カーネーションは、母の日に感謝の気持ちをこめて贈る花として有名ですね。ボリュームがあり、フリルのような姿をした花びらは、かわいらしさと豪華さが共存してとても魅力的です。花束やフラワーアレンジメントとして、特別な日の贈り物にするのもおすすめですよ。
このページでは、カーネーションの花言葉を、色や種類、本数別にご紹介します。
カーネーション全体の花言葉である「無垢で深い愛」は、カーネーションが母の日に贈られるようになった起源が由来しています。
カーネーションの花色は、赤、白、ピンク、黄色、オレンジ、紫、青、緑、褐色などとても豊富です。最近では虹色のカーネーションなどもあり、花色ごとに異なる花言葉があります。
ただし、黄色や褐色のカーネーションはあまりよくない花言葉がついているので、注意してください。
赤いカーネーションの花言葉は、「母への愛」「母の愛」「愛を信じる」「感動」です。
赤いカーネーションは、母親や女性の愛を表した花言葉がつけられています。赤いカーネーションは母の日の定番であり、大切な女性への贈り物へもピッタリです。
濃い赤色のカーネーションの花言葉は、「欲望」「心の哀しみ」です。真紅のカーネーションはシックで素敵ですが、花言葉を見るとネガティブに捉えられてしまうので注意しましょう。
白いカーネーションの花言葉は、「純粋な愛」「尊敬」「私の愛は生きています」です。
白色のカーネーションには愛や尊敬を意味するポジティブな意味が含まれている一方で、「愛の拒絶」という花言葉もついています。
また、花言葉ではないのですが、白いカーネーションには「亡くした母や子を偲ぶ」という意味が込められているので、単体での贈り物にするには避けた方が良いでしょう。白いカーネーションはピンクや赤などの華やかなブーケに混ぜるなど、ポイントとして使用すると映えるでしょう。
ピンクのカーネーションの花言葉は、「女性の愛」「美しいしぐさ」「感謝」「上品・気品」「暖かい心」などです。ピンクのカーネーションには、花言葉自体も優しく女性的な雰囲気があるので、女性へのプレゼントにぴったりです。
黄色のカーネーションの花言葉は、「軽蔑」「嫉妬」「友情」です。西洋では黄色の花にネガティブな意味合いを表すものが多く、カーネーションも同じです。
花言葉を気にせずに贈る場合には一言添えると良いでしょう。
オレンジのカーネーションの花言葉は、「純粋な愛」「あなたを熱愛します」「清らかな慕情」です。愛に溢れた意味合いの花言葉なので、恋人やパートナーに贈ると気持ちが伝わりとても素敵ですね。
紫色のカーネーションの花言葉は、「気まぐれ」「気品」「誇り」です。紫は上品なカラーなので、義理のお母さまへの贈り物にもぴったりですね。
青色のカーネーションの花言葉は、「永遠の幸福」です。
青色のカーネーションは、日本の企業であるサントリーフラワーズと、オーストラリアの植物工学企業であるフリンジ社との共同研究で開発されました。「ムーンダスト」という名前で流通しています。
「結婚式に青いものを身につけた花嫁は幸せになれる」というサムシングブルーの言い伝えから、結婚式に使用するのもおすすめの花です。
緑色のカーネーションの花言葉は、「癒し」「純粋な愛情」です。自然を感じさせてくれる緑には、見た目からもリラックスできる力を持っているでしょう。
褐色のカーネーションの花言葉は、「愛の拒絶」「私はあなたの奴隷になる」です。あまり良い意味が含まれていないので、贈り物にするには向いていないでしょう。
カーネーションは本数によって特別な意味はありませんが、バラと同じように贈る花の本数に意味を込めることができます。
贈る本数に迷ったら12本のカーネーションを贈るのがおすすめです。12本の花束のことを「ダズンフラワー」と呼び、12本の花にはそれぞれに意味が込められています。
それぞれ、「感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠」という12の意味が込められているので、母の日やバレンタインデー、記念日プレゼントに贈るのがおすすめです。
カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)に属する多年草です。和名ではオランダセキチクと呼ばれています。原産地は南ヨーロッパ、西アジアで、ボリューム感のあるフリルのような花びらと香りが魅力の花です。
日本において、母の日は5月の第2日曜日であり、母の日に贈る花はカーネーションが定番です。5月の第2日曜日を母の日とし、カーネーションを贈るようになったのは、アメリカが起源といわれています。
アメリカの南北戦争で負傷した兵士の衛生改善活動に尽力したクリスチャンのアン・ジャービスという女性がいました。アン・ジャービスは、戦争後も軍人たちのケアや平和活動、子どもたちへの教育支援など、社会事業活動を行い続け、1905年5月9日にその生涯を終えたのです。
この偉大な母をしのんで娘アンナ・ジャービスが、2年後の1907年5月12日に母アン・ジャービスが教師をしていた教会の祭壇に、母が好きだった白いカーネーションを飾ったのが始まりといわれています。
ちなみに、クリスチャンの間では、白いカーネーションは聖母マリアが流した涙から咲いた花といわれ、十字架にかけられる前のキリストとマリアを表し、赤いカーネーションは十字架にかけられたあと、キリストが流した血の色を表しているといわれています。
初めに白いカーネーションが飾れたのには理由があったのです。翌1908年5月8日にアンナ・ジャービスが白いカーネーションを飾った教会に人々が集まり母の日として祝い、アンナ・ジャービスは集まった人々に白いカーネーションを配りました。
これが、母の日にカーネーションを贈る起源だといわれています。その後、アメリカにおいて母の日が徐々に広まり、1914年に5月の第2日曜日を正式に母の日とするに至りました。
日本において母の日が広まったのは、明治末期から大正にかけてといわれており、青山学院教授のアレクサンダー女史がアメリカの母の日を紹介し、キリスト教関係者によって広まっていったという説が有力といわれています。
カーネーションには数千もの品種があり、品種改良されたことで、花色や、寒さに耐性をもったものなどが生み出されています。花のつき方により、スタンダードタイプと、スプレータイプの2種類に分かれます。
スタンダードタイプのカーネーションは、1つの茎に1輪の花が咲きます。花びらが多く、花の大きさも大きいため、ボリュームがあるのが特徴です。
大輪の花を咲かせる品種としては、エレノア、オズボーン、クリスティナ、コマチ、シュクレ、セルバンテス、フェイス、プリンス、ホワイトラブ、モンブランなどがあります。
スプレー咲きタイプのカーネーションは、枝分かれした茎に数輪の花が咲きます。花の大きさは小ぶりですが、花数が多いのが特徴です。
エース、エスタシオン、キャンドル、サラダ、セーラームーンオレンジ、ソニア、タイム、ブライダルホワイト、ミルキーウェイ、モンタナなどの品種があります。
また、カーネーションの種類の一つである「イオス」は、鮮やかに色づいた赤色が魅力的な品種です。花と葉っぱのサイズが大きく、赤と緑の色合いのバランスが良く、黒くなりにくい特徴があるため、カーネーションの中でも一番人気な品種となっています。
「ベルマウス」という品種は、濃いめの赤色が特徴的となっていて、更に黒に近い赤色をした「ブラックベルマウス」という品種もあります。濃い赤は深い欲望を示しているともいわれているため、ベルマウスを贈るときにはメッセージを添えて贈るようになっています。
カーネーションは、花の形により4つのタイプに分かれます。
花びらの縁に切れ込みが入っているのが特徴で、カーネーションといえばこの剣弁咲きを思い浮かべる人が多いでしょう。
先端の細かい花びらが剣のようにとがった形をしているのが特徴です。
花びらの縁に切れ込みがないか、もしくは切れ込みが非常に少ないタイプのカーネーションです。
小輪で、ナデシコによく似た花の形をしています。
カーネーションは、1月全体の誕生花です。カーネーションの最盛期は5月〜6月ですが、今ではほとんどが温室で栽培されているため、通年出回っています。
また、1月11日、12月2日もカーネーションが誕生花です。1月11日は、はピンクのカーネーションが誕生花とされています。
花風水では、カーネーションは浄化作用のある花として知られており、体や心の中に溜まっている厄を落としてくれるとされています。
鬼門といわれる北東や日の当たらない玄関、悪い気が溜まりやすいトイレに飾ると、気が浄化されて家の雰囲気がよくなるでしょう。また、恋愛運をアップさせるには大輪の赤いカーネーションがおすすめです。東の方向に飾り、透明なガラスが花瓶、赤い透明なガラスの花瓶に飾ると効果的です。
大切な人から贈られた花束は長く楽しみたいですよね。カーネーションを思い出として長く残したい場合は、押し花にしたりドライフラワーにして保存するのもおすすめです。
ドライフラワーの作り方は以下の記事を参考にしてくださいね。
今回の記事では、カーネーションの基本情報や、母の日にカーネーションを贈る理由、カーネーションの色による花言葉などについてご紹介しました。
気持ちを込めたカーネーションの花束で、大切な人に気持ちを伝えてみてくださいね。
GreenSnap編集部