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ネモフィラは春に咲く青い花です。一年草ですがこぼれ種で増えやすく、ガーデニングにとっても人気ですよね。
そんなネモフィラですが、花言葉に怖い意味があるという説があります。
この記事では、ネモフィラの花言葉の意味や、本当に怖い意味があるのか、別名が同じ植物などについてまとめていますので、ぜひご覧ください。
ネモフィラの花言葉は「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」です。それぞれの花言葉の由来について、詳しくご紹介します。
ネモフィラの花言葉には「どこでも成功」という意味があります。
もともと北アメリカが原産のネモフィラでしたが、のちのちヨーロッパに渡った際に、どんどんと根付いて咲いたという、ネモフィラの丈夫さから「どこでも成功」という花言葉がつけられたとされています。
ネモフィラの「可憐」という花言葉は、ネモフィラのかわいらしい花姿と、ほぼノーメンテナンスでも毎年春になると咲くネモフィラの強健さが合間ってつけられたと考えられます。
ネモフィラの「あなたを許す」という花言葉には、ギリシャ神話が由来しています。内容は男女の悲恋です。
昔、深く愛し合っていた男女がおり、男が「彼女と結ばれるならば死んでもいい」と神へ誓ったところ、実際に結ばれて誓いのとおり男が死んでしまいました。
一人取り残されたネモフィラという女性は、男を追って冥界の門まで行き、「夫に合わせてほしい」と泣き崩れましたが、冥界へは死者しか通れないため、夫に会うことは叶いませんでした。
それでも冥界の門の前で泣き続けるネモフィラを哀れに思った神プルトンは彼女を一輪の青い花に変えたのでした。
「あなたを許す」という気持ちは、先立った夫を妻が許したのか、神プルトンが妻をネモフィラに変えることで冥府の門に居続けることを許したのかは定かではありませんが、このギリシャ神話が花言葉の由来となっています。
実際にはネモフィラの花言葉には怖い意味は存在しません。
しかしながら、ネモフィラの「あなたを許す」という花言葉の由来となったギリシャ神話には、男の死と妻の悲しみがつまった悲恋のエピソードのため、ネモフィラの花言葉に怖い、悲しいイメージをもつ人が増えたと思われます。
実際にはネモフィラの花言葉はポジティブな意味ばかりなので、ネモフィラの花を贈るときには気にしなくてもいいでしょう。
色別の花言葉は諸説あります。いくつか代表的な花言葉をご紹介します。
青い花 | 「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」 |
白い花 | 「成功」 |
黒い花 | 「愛国心」「荘厳」 |
ネモフィラは、春の花壇や寄せ植え、ハンギングなどで人気の一年草です。
繁殖力旺盛で、自然に分枝して咲きながら成長していくのが特徴で、グランドカバーにも使えます。
春になると、ひたちなか海浜公園で一面ネモフィラの見事な景色が楽しめることは、よく知られていますよね。
属名であるNemophila(ネモフィラ)とは、ギリシャ語で「nemos」(意味:小さな森)と「phileo」(意味:愛する)を組み合わせた言葉です。
これはネモフィラの原種が、森の周辺にある明るい日向に生息していることに由来しています。
また、ネモフィラは、英語でその姿かたちから「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」、日本では瑠璃唐草と呼ばれています。
ただ、別名は同じネモフィラとオオイヌノフグリですが、ネモフィラはムラサキ科ネモフィラ属であり、オオイヌノフグリはオオバコ科クワガタソウ属で、全く別の植物です。
とはいえ、同じ別名がつけられるほど花姿も似ていますし、開花時期や匍匐性があってグランドカバーに使われるという点も一致しています。
ネモフィラとオオイヌノフグリの見分け方としては、花びらの数で一目瞭然です。ネモフィラは花びらが5枚、上の写真のとおり、オオイヌノフグリの花びらは4枚です。
どちらも可愛らしい花ですが、オオイヌノフグリのほうは雑草扱いされるほど生命力・繁殖力が強く、こぼれ種でどんどん増える越年草とも言われるので、庭に植えてガーデニングを楽しむときはネモフィラのほうがおすすめです。
青色のネモフィラが一般的ですが、園芸品種として白に紫のスポットが入るものや、黒いもの、白いものなどの種類があります。
ここではネモフィラの品種をいくつかご紹介します。
ネモフィラらしい青さが特徴の代表品種です。
白に黒紫の斑点が入る品種で、さわやかな印象の品種です。
黒と紫色の中間で、白い縁が入るが入る、シックな雰囲気のネモフィラ。
花びらに紫の斑点が入る品種で、涼しげな色合いの品種です。
ネモフィラの見事な絶景が、近年SNSで話題になっています。是非一度は行ってみたいですよね。
ここでは東西の代表的な見どころを紹介します。
4月中旬から5月上旬に、約450万本のネモフィラが「みはらしの丘」を青一色に染めます。絶景パノラマを体験することができますよ。日本一有名なネモフィラスポットではないでしょうか?
2019年「ネモフィラ祭り」の開催地としてリニューアルした公園です。
4月中旬から5月上旬にかけて開催します。100万株のネモフィラが圧巻の絶景を作ります。
海に隣接しているため、海の青、空の青、ネモフィラの青を同時に楽しむことが出来ます。
青色の花を咲かせるネモフィラには、イライラを抑制し、精神的に落ち着かせる効果があるとされています。なお、東南方位に赤・桃色の花と一緒に飾れば、「こんな人が理想」というパワーを発揮してくれます。
ネモフィラは、ポジティブな花言葉が中心で、「どこでも成功」という強力な意味も持っています。加えて「可憐」という意味も持ちます。さわやかな青色で小さな花姿は、誰からも愛されます。
アレンジにも使いやすいネモフィラを、是非プレゼントしてみませんか?
GreenSnap編集部