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ユーフォルビアの育て方|挿し木や水やりの時期、タイプ別の違いは?

  • トウダイグサ科
  • ユーフォルビア属

ユーフォルビアはアメリカ大陸や地中海沿岸を原産とする、トウダイグサ科ユーフォルビア属に分類される植物の総称です。

ユーフォルビア属の植物は世界に2000種以上存在しており、形態も多肉植物や草花など多岐に渡ります。いずれも個性的な姿をしていることから人気があり、花壇の中でもひときわ目を引くものばかりです。

今回はそんなユーフォルビアの育て方を、種類別に分けてご紹介します。

ユーフォルビアの育て方:栽培する場所

ユーフォルビアには日当たりと水はけのよい場所が適しています。種類によりものの基本的に多湿環境が苦手なので、雨の多い6〜9月は軒下や半日陰で育てましょう。また真夏の強い直射日光は避けつつも、できるだけ日に当てて育てると花つきがよくなります。

一方気温が5℃以下になるような環境下では枯れてしまうので、暖かい室内に移動させましょう。

ユーフォルビアの育て方:水やり

ユーフォルビアはもともと乾燥地帯に自生している植物であるため、時期に応じた水やりをします。

春・晩夏(4〜6月・9月)

ユーフォルビアの伸長期です。表土が乾いてから、水をたっぷり与えます。

真夏(7〜8月)

ユーフォルビアの生長が緩やかになる時期です。表土が乾いてから2〜3日のちに水やりをするなど、乾燥気味に育てていきます。

秋・初冬(10〜12月)

表土が乾いてから2〜3日のちに水やりをするなど、乾燥気味に育てましょう。

冬・初春(12〜3月)

ユーフォルビアが休眠期に入ります。2週間に1回を目安に水やりしましょう。またユーフォルビアの根張りは弱いため、暖かい日中に軽く水やりすると根を傷めずに済みます。

ユーフォルビアの育て方:用土

草花や低木種の場合

草花や低木のユーフォルビアには、「赤玉土小粒7:腐葉土3」といった、水はけのよい配合土を使用しましょう。またサボテン用の培養土を用いてもよいです。

植え付ける4週間前に、腐葉土を庭土に混ぜて寝かせておき、2週間後に地植えなら1㎡あたり100~150gの苦土石灰を混ぜてさらに寝かせます。外に置くときは、雨が当たらないようにブルーシートを被せておきましょう。

多肉・サボテン種の場合

多肉やサボテンのユーフォルビアには、「赤玉土小粒3:鹿沼土3:軽石3:腐葉土1」など、山野草向けの水はけに優れた配合土を使用しましょう。

ユーフォルビアの育て方:肥料・追肥

草花や低木種の場合

化成肥料を3〜5月と10月の年2回、少量施します。液体肥料であれば1週間に1回を目安に施してください。ユーフォルビアは多肥状態が苦手なので、くれぐれも肥料をあたえすぎないようにしましょう。

多肉・サボテン種の場合

生育期に2〜3ヶ月に1回ほど緩効性化成肥料をあたえるか、1ヶ月に1回液肥を施します。休眠期である冬は、肥料をあたえないようにしましょう。

ユーフォルビアの育て方:植え付け・植え替え

植え付け

ユーフォルビアを植え付け時期は種類によって異なりますが、多くは春や秋の暖かい時期に行います。ご自分で育てている品種に合わせた時期に植えてください。

なお、ユーフォルビアには草花や多肉植物など色々なタイプがあるものの、植え方は基本的にどれも同じです。

鉢植えの場合

  1. 植え付け2週間前から水やりを控える
  2. 鉢から株を取り出し、根についた古い土をもみほぐして落とす
  3. 苗よりも一回り大きな鉢を用意し、鉢底石や軽石を敷いてから土を入れる
  4. 隙間がないように株を植え付けてる
  5. 水やりをしてへこんだ分だけ土を入れ、再度水をあたえる

地植えの場合

  1. 庭に穴を掘って、土に肥料や腐葉土を混ぜて耕しておく
  2. 数週間したら、植え付け部分が少し高くなるように土を盛り上げ、浅植えする
  3. 株元を砂利やバークチップで覆う

植え替え

ユーフォルビアの植え替えは、2〜3年に1回程度行うようにします。

ユーフォルビアの育て方:剪定

草花や低木種の場合

草花や低木のユーフォルビアは、伸びすぎた茎や咲き終わった花、枯れた花があればそのたびに切り取ります。

多肉・サボテン種の場合

一方で多肉植物やサボテンは基本的に剪定は不要です。1〜2年に1回ほど樹形を整えたいときに、伸びすぎた茎や枝を剪定して整えましょう。

ユーフォルビアの増やし方:挿し木

ユーフォルビアは「挿し木」で増やすのが一般的です。夏型であれば春の5〜7月、冬型であれば秋の9〜11月に挿し木しましょう。

  1. 1年以内に伸びた新しい枝や芽を切り取る
  2. 手袋を着用して、切り口の白い樹液を洗い流す
  3. 2〜3日乾燥させたあと、赤玉土に挿す
  4. 発根するまでの間、水やりをしつつ半日陰で管理する
  5. 隙間がないように株を植え付けてる
  6. 水やりをしてへこんだ分だけ土を入れ、再度水をあたえる

ユーフォルビアの育て方:注意する害虫・病気

ユーフォルビアは病害虫への耐性が他の植物とくらべ比較的高いものの、カイガラムシやアブラムシの発生に注意が必要です。発見したら薬剤散布をしたり、歯ブラシを使ってこすり落とすなど、積極的に駆除しましょう。

ユーフォルビアの種類

繰り返しお伝えしてきた通り、ユーフォルビアには、多肉植物とされるものや、コーデックスのようにゴツゴツしたもの、寄せ植えなどにも使われる花が咲くタイプのものなど、さまざまな種類が存在します。その数は、ユーフォルビア属として2000種類以上にものぼります。

自分に合ったユーフォルビアの育て方を覚えよう

ユーフォルビアとひとくちにいっても、とても多くの種類が存在しています。まずは自分が育てたいユーフォルビアを探してみるところから始めると、とっつきやすいでしょう。

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ユーフォルビアの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
Euphorbia
別名
トウダイグサ,スパージ
原産地
アメリカ大陸,地中海沿岸

ユーフォルビアの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
普通
耐暑性
強い
耐陰性

時期

種まき
9月 、10月

花の種類

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