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ノウゼンカズラはつる性の植物で、長いものは10m位にまで達します。大きくなる品種が多いので、庭に地植えするのが向いていますが、中には鉢植えできる品種もあります。寒さ暑さにも強く、初心者でも比較的育てやすいのも魅力です。今回は、そんなノウゼンカズラの育て方をご紹介します。
ノウゼンカズラは夏の日差しにも強いので、日当たりのよい場所を選んでください。日当たりが悪い場所では蕾が落ちてしまったり、花が咲かないこともあるので、日当たりはとても重要です。
また、ノウゼンカズラの大きく育つ品種には、地植えが向いています。水はけのよい場所を好むので、水はけの悪い場所で育てるのは避けてください。小型の品種は鉢植えも可能です。
ノウゼンカズラはつる性植物なので、つるが這えるように棚や壁、フェンス、しっかりした支柱がある場所を選びましょう。
ノウゼンカズラを植え付けてしばらくは、土が乾いたら水やりをし、あとは特に水やりの必要はありません。自然の雨に任せましょう。
ただ、開花時は乾燥しすぎないように注意してください。開花時の乾燥は蕾が落ちてしまう原因にもなります。冬越しのときは、やや乾燥気味にしましょう。
ノウゼンカズラを育てている土の表面が乾いたら、たっぷり水やりしましょう。
ノウゼンカズラへは、地植え、鉢植え共に、春先の新芽に備え、2月頃に寒肥を施しましょう。その後、4月~5月頃に緩効性肥料や油かすを与えます。
ノウゼンカズラを地植えする場合は、水はけの悪い粘土質を避ければ、あまり場所は選ばずに育ちます。掘り上げた土に、たい肥や腐葉土を混ぜて水はけの良い用土をつくりましょう。
ノウゼンカズラを鉢植えで育てるときは、水はけがよいのはもちろんですが、水持ちも大切となります。赤玉土6に腐葉土4をブレンドした土を使いましょう。
ノウゼンカズラの植え付けは、暖かくなる3月中旬から4月頃が適しています。
ノウゼンカズラはつる性の植物なので、つるが這い登るための壁やフェンスがなければ、しっかりした支柱などを準備しましょう。なお、つるは明るい方向に伸びるので、つるが伸びる方向を考慮し植え付けてください。
ノウゼンカズラを地植えする場合は、一度植えると植え替えの必要はありません。
鉢植えの場合は、成長と共に植え替えが必要になります。植えてある鉢の中に根がまわり、根詰まりするようなら植え替えましょう。植え替えも、暖かくなる3月頃が適しています。
一回り大きな鉢と新しい用土を準備し、鉢から抜きます。根のまわりの土を軽く落としながら、傷んだ根がないかチェックし、傷んだ部分があれば取り除き、新しい鉢に植え替えてください。
ノウゼンカズラの増やし方は「挿し木」が一般的です。6月~7月の梅雨時期に、葉を2~3枚残した気根が出ている枝を切り、挿し木しましょう。比較的簡単に発根します。
ノウゼンカズラは春から新しく伸びる枝に花を咲かせるので、剪定の時期は2月~3月が適しています。
また、つるがよく伸びるので、伸び過ぎたつるや不要な枝は剪定し、つるを数本まとめて誘引しましょう。枯れ枝は、枝の付け根で切り落とします。
植え付けてある場所から少し離れた場所に、新しく枝が出ることもありますが、この枝は栄養をとってしまうので切り落としましょう。
ノウゼンカズラは病害虫の心配はほとんどありません。まれに新芽にアブラムシが付くことがあるので、見つけ次第取り除いてください。
ノウゼンカズラ花言葉は「名声」、「名誉」、「栄光」です。
今回は、ノウゼンカズラの育て方や増やし方などをご紹介しました。ノウゼンカズラの大きな魅力の一つは、夏から秋に庭を彩る美しい花です。
つる性の植物なので、フェンスや壁に這わせるだけでなく、アーチ状にしたり、緑のカーテンにするなど、つるでも楽しめます。
しかも、比較的育てやすく、初心者でも気軽にチャレンジできますよ。ノウゼンカズラを植えて、あなたなりのつるアートと、美しい花を楽しんでみませんか?
※トップ画像はKay_Tamagusk(ケィ)さん@GreenSnap
GreenSnap編集部