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丸くてツヤのある頂部がかわいらしい印象を与えるコノフィツム・ブルゲリは、南アフリカ原産で、メセン科コノフィツム属の多肉植物です。見た目が美しく、花や紅葉も楽しめることから、マニアの間でもとても人気の品種です。今回は、そんなコノフィツム・ブルゲリの特徴や育て方についてご紹介します。
コノフィツム・ブルゲリは、メセンとも呼ばれる大人気の多肉植物「コノフィツム」の代表品種であり、ガラスのように美しく輝く姿と、かわいらしい球形が特徴となっています。光があたると宝石のようにキラキラと輝くことから、女性からも非常に人気があります。
また、秋の季節になると球体が美しい紅葉を見せるなど、小さな体に秘められた魅力は人々を惹きつけてやみません。
なお、コノフィツム・ブルゲリはさまざまなコノフィツム種の中でも、夏の暑さと湿気に弱いため、夏越しがむずかしいといわれています。
コノフィツム・ブルゲリは風通しと日当たりのよい環境を好む植物です。
コノフィツム・ブルゲリは生育適温8〜25℃の冬季生育型多肉植物です。十分な日当たりと風通しに加えて、霜や雨の当たらない場所で管理してください。気温8℃以下になるような日は屋内に入れて育てるようにしましょう。
コノフィツム・ブルゲリは高温多湿を嫌うため、夏季を中心に休眠期へと入ります。高温多湿下をとくに苦手とするので、風通しがよく直射日光の当たらない半日陰に置きましょう。
コノフィツム・ブルゲリにはそれぞれの季節ごとに合った水やりをします。
コノフィツム・ブルゲリには水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒2:鹿沼土小粒2:ピートモス2:川砂2:くん炭2」の割合で混ぜた配合土をおすすめします。市販されている多肉植物用培養土を使っても構いません。
コノフィツム・ブルゲリには肥料焼けしないように注意しつつ、少量の肥料を施します。元肥として緩効性化成肥料を施すか、生育期の間に追肥として月1〜2回、規定量の2/3に薄めた液肥をあたえてください。
コノフィツム・ブルゲリは10〜11月が植え付け・植え替え適期です。植え替えは基本的に不要なものの、鉢に入っている株が窮屈になってきた場合は一回り大きな鉢へ植え替えます。
コノフィツム・ブルゲリは一般的に実生、株分けで増やします。
コノフィツム・ブルゲリが群生している場合、株分けでも増やすことができます。茎をナイフや手で根本から割いたら、植え付けと同様の手順で植えましょう。
コノフィツム・ブルゲリはカイガラムシの被害を受けやすい植物です。カイガラムシは25℃以上の高温多湿下で発生しやすく、葉から養分を吸収して株を弱らせてしまいます。カイガラムシが発生してしまった場合は牛乳スプレーや薬剤を散布するか、歯ブラシでこすり落として駆除してください。
コノフィツム・ブルゲリは10月頃に丸い葉先からかわいらしいピンクや赤色の花を咲かせる植物です。透明感あふれる葉も相まって、思わず息を飲んでしまうような輝きにあふれています。
コノフィツム・ブルゲリを含む、コノフィツムの花言葉は「似たもの同士」です。
ひとつの葉に瓜二つのかわいらしい葉が並び立つ様子は、双子のようなかわいらしさがあります。
コノフィツム・ブルゲリは季節ごとの管理に気を配る必要のある、多少繊細な多肉植物です。その分だけ宝石のような透き通った輝きを私たちに見せてくれるので、十分な育てがいがありますよ。
GreenSnap編集部