warning
error
success
information
自宅で育てているサンスベリアを気に入っている場合は、もう1つ欲しいなと思うことがありますよね。園芸店で買うのではなく、自宅のサンスベリアを増やしてみませんか。
このページでは、サンスベリアの増やし方である葉挿しや株分けについてご紹介します。
サンスベリアは葉を上に伸ばして伸びるスタイリッシュな観葉植物です。地上には茎を持たず、地下茎から葉が立ち上がって伸びていく性質を持っています。
肉厚な葉には水分を溜めているので乾燥に強く、多肉植物にも近い育て方ができるので、少ない水やりの回数で育てられる、初心者にもおすすめの観葉植物です。
サンスベリアの増やし方は「株分け」と「葉挿し」がおすすめです。
植物を増やすときは種まきや挿し木が一般的ですが、サンスベリアは花が咲きにくかったり、地上に茎を持たないため、この増やし方では不向きです。
株分け、葉挿しだと発根や根付くまでの時間も早いので、簡単に増やすことができますよ。それに種から育てるよりも早く緑が美しい観葉植物として楽しめます。
株分けとはその名の通り、株を根元から分けることです。サンスベリアの増やし方では一番簡単かつメジャーな方法です。
サンスベリアを育てていると、土から新しい葉が立ち上がってきて写真のような状態になります。こうなると子株ができた証拠なので株分けで増やすことができます。
逆に子株ができていない状態で無理に株分けをすると、両方の株に負担がかかりすぎるのでおすすめはしません。
サンスベリアの株分けの時期は5月〜6月、もしくは9月です。20度を超える温かい時期に行いましょう。植え替えと同時にやると株への負担も少ないです。
サンスベリアは植え替え・株分けをする前に、水やりを1週間ほど控えて土を乾燥させておきましょう。サンスベリアを鉢から取り出すときは、葉や根が傷つかないように気をつけてください。
サンスベリアの根についた土をほぐし落として、傷んだ根を取り除きましょう。サンスベリアは地下茎という横に伸びる太い根のような茎から葉が伸びています。株分けをするときは、この地下茎を清潔なナイフやカッターを使って切り分けてください。
株分けができたら、地下茎の切断面を乾燥半日ほど乾燥させましょう。すぐに植えてしまうとそこから腐ってうまく発根していかないこともあるので、必ず乾燥させてください。
株分けができたら、地下茎の切断面を乾燥半日ほど乾燥させましょう。すぐに植えてしまうとそこから腐ってうまく発根していかないこともあるので、必ず乾燥させてください。
新しい鉢に鉢底ネットを敷いて、底が見えなくなるまで鉢底石を敷き詰めます。土を3割ほどいれたら、株分けした子株をいれて隙間に土をいれて水やりをしてください。株が安定しない場合は支柱を挿しておくといいです。
植え替え直後、株分け直後はまだ根付いておらず不安定な状態です。直射日光を当てるのは避けて、レースカーテン越しの窓際において管理しましょう。肥料も植え替え・株分け後1ヶ月は避けてください。
葉挿しとは、多肉植物でよくやる増やし方のひとつで、観葉植物や多肉植物の葉を切り取って、土や水に挿す方法です。土挿し、水挿しと呼ばれることもあります。
観葉植物はよく枝や茎を切り取って挿す、挿し木という方法で増やしますが、サンスベリアは地上に茎がないので葉挿しで増やします。
葉挿しの時期はその植物によって異なります。サンスベリアの葉挿しに最適な時期は5月から8月です。サンスベリアは暖かい地域を原産とするため、寒い時期の葉挿しはおすすめしません。遅くても9月までには葉挿しをしてください。
葉挿しの場合、肥料入りの土を使うのは避けましょう。市販の培養土のほとんどは肥料がもとから配合されていますが、これを使うと切り口から雑菌が入りやすくなり、腐ったり枯れてしまうことがあります。
必ず肥料が含まれず無菌である赤玉土小粒か、川砂を使うようにしてください。
葉挿しにするための葉を用意しましょう。病気や虫食いなどの跡がない、元気なサンスベリアの葉を選び、1枚が10cm前後になるようにカットします。
切り取ったサンスベリアの葉は半日から2日ほど日陰に置いて乾燥させましょう。このとき葉の上下がわかるように並べておくと安心です。
土挿しのために用意した鉢に土を入れて、サンスベリアの葉を挿します。このとき葉の上下を間違えないようにしましょう。サンスベリアの葉の下を土に挿すようにしてください。だいたい葉の3分の1ほどを目安に土に挿すのがおすすめです。
直射日光を避け、明るい日陰(レースカーテン越しの窓辺など)に置いて、水やりは土が乾いたらやるようにしてください。1〜2ヶ月ほどで発根するので、葉を軽く引っ張って根付いているようであれば、土に植え替えしてください。
土挿しと同様にサンスベリアの葉をカットして、数日日陰に置いて乾燥させておいてください。
サンスベリアの大きさにちょうどいいサイズの容器を選び、水を入れておきます。透明なガラスだと根の成長もわかりやすく、インテリアとしても楽しめるのでおすすめです。このとき発根促進剤を適量混ぜておくと、発根しやすくなります。
サンスベリアの葉をコップの水に挿してください。このとき葉の上下を間違えないようにしましょう。地面側だった下の切り口を水につけるようにして挿します。
水はこまめに交換するようにしてください。一日1回交換するのがおすすめです。よく発根したら、5〜6月もしくは9月に土へと植え替えしましょう。そのまま水耕栽培でも育てられます。
サンスベリアは葉挿しで増やすことができます。土に挿すことでも増やせますが、新たな鉢や土を用意する必要がありやや手間が必要になります。手軽に増やしたいなら水挿しがおすすめです。失敗したときの用心に、複数水挿しを用意しておくとよいでしょう。
みなさんも自宅にあるサンスベリアを葉挿しで増やしてみませんか?
GreenSnap編集部