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ぷっくりとしたフォルムで人気の多肉植物には、お手入れのひとつに植え替えの作業があります。初心者でも簡単にできるので、多肉植物の健康のためにも定期的に植え替えをしましょう。
今回は、多肉植物の植え替えの方法や時期、植え替え後の水やりや置き場所について、詳しくご紹介していきます!
単体や寄せ植えなどで楽しめる多肉植物は、ほかの植物と同様に定期的に植え替えが必要です。
多肉植物を何年も経ち生長すると、根が鉢の中に広がることで根詰まりの原因となります。根詰まりは植物の生長を妨げ、土がガチガチだと水を十分に吸収できなくなってしまいます。
植え替えをしないと、土壌環境は悪化していくだけです。適宜大きな鉢に植え替えることで根詰まりの心配もなく、あまり手入れをしなくても育ってくれるので、定期的な植え替え作業は必ず行ってあげることをおすすめします。
多肉植物を育てるにあたり、植え替えのタイミングとなるサイン・目安がいくつかあります。
これらのサインを発見したら、正しい時期に植え替えしましょう。
多肉植物は、1年~2年に1度の目安で植え替えをしましょう。
植え替えの時期は、多肉植物の種類によって異なります。多肉植物には、大きく分けて夏に生長する「夏型種」、冬に生長する「冬型種」、そしてそれ以外の時期に生長する「春秋型種」の3つのタイプがあります。
植え替え時期の目安は下記を参考にしてください。
生長期より少し前のタイミングで植え替えることで、根などが傷付いた場合でも回復力が早いです。逆に、湿気が多い梅雨の時期や真夏、そして寒い冬はなるべく避けるようにしましょう。
植え替えの時期を間違えてしまうと、せっかく植え替えても多肉植物を枯らしてしまう原因になります。予め品種の植え替え時期を確認してから、作業することをおすすめします。
多肉植物の植え替え時には、事前に必要な道具を準備しておきましょう。
植え替えするときに用意する土は、園芸店やホームセンターなどで販売されている「多肉植物用の土」または「サボテン用の培養土」にしましょう。
自分で配合する場合は、「赤玉土(小粒) 4:鹿沼土(小粒) 3:腐葉土もしくはピートモス 3 」の割合で混ぜた用土に緩効性化成肥料を混ぜましょう。
観葉植物用の培養土に鹿沼土を3割くらい混ぜて使うこともできます。
多肉植物の鉢は、素焼きの鉢やコンクリート、テラコッタなどの自然素材のものがおすすめです。保水性と排水性のバランスが良く、通気性も高いので乾燥を好む多肉植物が過ごしやすい環境をつくれます。
鉢の大きさは株に対して一回り大きいものを選ぶことです。大きすぎる鉢に植えてしまうと、根がスカスカに伸びてしまって逆に弱ってしまうので注意してください。
鉢底に詰める「鉢底石(軽石)」を準備しますが、石の代わりに中粒赤玉土を使用しても構いません。
多肉植物を植え替えするときに、余分な根などを切るために使う「ハサミ」は、使用する前に必ず消毒してから使いましょう。
「割り箸」や「ピンセット」は、土を詰めるときに便利です。とくに、ピンセットは葉の間に土が入ってしまった時など細かい作業にも適しています。
その他、植え替えする際に「新聞紙」や「ビニールシート」などを敷いておくと、作業がしやすいです。
その後4日ほど経ってから、十分に水やりをしましょう。
水やりの際に株と鉢の間に隙間ができた場合は、用土を足して隙間部分を埋めていきます。その後は、用土が乾燥したら水を与えましょう。
多肉植物を植え替えた直後は、明るい日陰で管理します。いつもより遮光率の高い場所においてください。
水やりを再開したあたりから、徐々に半日陰において日光に慣らしていきます。
植え替えたばかりの多肉植物は弱っているので、この時期に肥料は与えないようにしましょう。
根張りがしっかりして新しい芽や葉が生えてきたり、ピンと葉が張った状態になってから、肥料をあげるようにしてください。
多肉植物の植え替えに失敗すると、葉がシワシワになったり、下の方の葉が乾いたように枯れていってしまいます。
失敗を防ぐためにも、下記の3つのポイントをしっかり守りましょう。
肉厚でぷっくりした葉姿が特徴の多肉植物は、観賞しているだけで自然と癒されますね!一株で育てる多肉植物もいいですが、違う品種の多肉植物を寄せ植えしても楽しむことができます。
植え替え自体は決して難しい作業ではないので、植え替えの時期が来たら大きめの鉢に植え替えて、どんどん大きく育てていきましょう。お部屋やリビングなどのインテリアに最適なので、ぜひともご自宅で多肉植物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部