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クリスマスローズは「冬の貴婦人」とも呼ばれ、花の少ない冬の時期に見頃を迎える植物です。クリスマスローズを種まきで育てると、花が咲くまで2年ほどかかりますが、その分花が咲いた時の嬉しさは倍増ではないでしょうか。
今回は、クリスマスローズの種まきの方法や時期を詳しくご紹介していきます。
クリスマスローズは、基本的に人が手を加えなくても受粉して種ができます。地植えの場合はこぼれ種から勝手に増えていきます。違う株の花と交配させてみたいと思ったら、受粉させて種から育ててみましょう。
「自家受粉」は同じ株の花粉が、めしべに付いて受粉することです。クリスマスローズは自家受粉で種を実らせます。
「他家受粉」は違う株の花と交配させてみたいと思ったときに行う方法です。
この後の手順は自家受粉と同じです。
クリスマスローズの種は非常に乾燥に弱いため、用土の乾き過ぎに注意してください。乾燥した種は発芽率が悪くなるため、水やりがとても大切なポイントです。
乾燥しすぎていると発芽しにくいですが、湿りすぎると腐ってしまうことがあるため湿り具合にも注意が必要です。
種を採取した後にすぐ種まきする場合は発芽しない可能性があるので、種をまく前にダコニールやベンレートなどの殺菌剤が入った水に約1日浸し、種を膨らませておきます。その後、準備した土に種をまきましょう。
クリスマスローズの種まきの時期は5月〜6月、もしくは9月〜10月です。
クリスマスローズを地植えで育てる場合は、クリスマスローズの種同士が被らないよう適度に間隔を空けて種まきをします。種まきが終わったら、上から土を1cm程度かぶせます。地植えで育てる際は、定期的な水やりは必要ありません。
クリスマスローズを鉢植えで育てる場合は、準備した鉢に水持ちの良い赤玉土8:バーミキュライト2などを混ぜた土を入れ、地植えと同様に種同士がかぶらないように種まきをします。土は市販の培養土を使用することもできます。種をまき終わったら土を1cm程度被せて、水を十分に与えます。
クリスマスローズが発芽するまでの間は、直接日光が当たらない環境で管理します。クリスマスローズを種は発芽までに約4~5か月かかります。発芽するまでは、土が乾いたら水やりをしましょう。
クリスマスローズは乾燥を苦手としますが、水の与え過ぎは良くありません。クリスマスローズを観察しながら、必要な時に水やりをしましょう。地植えの場合は、水やりは特に必要ありません。鉢植えのクリスマスローズには、10月~翌年の5月頃までは土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。逆に、6月~9月頃は、乾燥気味に管理することが大切です。
鉢植えのクリスマスローズは、10月~4月頃までは日当たりの良い場所、5月~9月頃は明るい半日陰で管理しましょう。地植えの場合も、秋~春の時期は日当たりの良い場所で管理します。
地植え、鉢植えともに定期的に肥料を施しましょう。鉢植えでは10月、12月、2月に緩効性肥料を施し、10月~4月頃までは月に2~3回程度液体肥料を施しましょう。地植えのクリスマスローズは、10月に緩効性肥料を施します。
下向きに咲くクリスマスローズの花は、どこか奥ゆかしい雰囲気がありますね。クリスマスローズの花を観賞することで、寒い冬の時期も明るく過ごせそうです。
種から育てる場合は時間がかかりますが、ご自分で一から育てると花が咲いた時はとても嬉しいですよ!沢山の品種があるので、お気に入りのクリスマスローズを見つけて種から育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部