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ラッキョウはカレーなどの付け合わせや、浅漬けにして味わう、ぴりっとした辛味がくせになる野菜です。ラッキョウの栽培期間は長いですが、若どりはエシャレットとしても収穫して食べることができますよ。
今回はプランター栽培にもおすすめな、ラッキョウ(エシャレット)の育て方についてご紹介します。
ラッキョウは程よい日当たりと風通しの良い場所を好みます。栽培期間がラッキョウの場合10ヶ月前後かかりますので、栽培場所の利用計画をしっかりと立ててから植えるといいでしょう。生育適温は20℃前後と、冷涼な環境を好みます。
ラッキョウをプランターで栽培するときに必要な深さは15cm程度ですので、標準650サイズなど、ほとんどのプランターやコンテナで対応できるでしょう。
ラッキョウをプランターで栽培するときは、水は表面の土が完全に乾いたらあげるようにしましょう。
ラッキョウを地植えで栽培するときは、基本的には水やりの必要はありません。ただし冬の乾燥期などに、長期間雨が降らない日が続くようであれば、たっぷりとあげるようにしてください。
ラッキョウをプランターで栽培するとき、用土の配合は赤玉土(小粒)6:バーミキュライト3:川砂1の比率で混ぜ合わせましょう。また、用土10Lに対して、苦土石灰を10g、化成肥料を20〜30gまぜ、1週間なじませてから使います。市販の野菜用培養土もおすすめです。
ラッキョウを地植えで栽培するときは、まず畑1㎡に対して100gの苦土石灰をまいて、よく耕しましょう。その1週間後、1㎡あたり堆肥2kg、化成肥料100gをまいてよく耕したら、再び1週間なじませて使います。
ラッキョウの植え付けの時期は、だいたい8月下旬〜9月中旬が適期です。大きく育てたい場合は、毎年新しい種球を用意するといいですが、その年に収穫したラッキョウを種球に使うこともできます。
ラッキョウをプランターで栽培するときは、人差し指でだいたい深さ5cmほどのくぼみを、5〜7cm間隔で開けていきます。そのくぼみに、種球の細い方を上にして、先端が土から見え隠れするくらいまで土を寄せ植え、たっぷりと水をあげてください。
ラッキョウを地植えで栽培するときは、まず畝を高さ15cm、幅75cmでつくりましょう。
株間が15cm間隔になるように、種球の細い方を上にして植えていきます。小さい球を数多く収穫したいときは、1箇所に3球ずつ植えるといいでしょう。植え付けたらたっぷりと水をあげてください。
ラッキョウは収穫までの期間が長いので、定期的に追肥をしてあげましょう。
まず、植え付けから1ヶ月後から12月中旬にかけて、1ヶ月に1回の割合で追肥していきます。真冬は休眠状態になるので追肥を休止して、春先の3月上旬〜中旬に最後の追肥をしてあげましょう。
1㎡あたり20〜30gの化成肥料を列の間に施して、表面の土をほぐすように混ぜ合わせたら、株元に土寄せをしてください。このときしっかりと土寄せをしないと、よい球ができません。
エシャレットの収穫はだいたい3月〜4月あたりに行いましょう。葉が青く柔らかいうちに収穫することで、程よい辛味と歯ごたえのエシャレットを楽しめます。株のわきからスコップをいれて、土ごと持ち上げるように掘り起こし、引き抜きましょう。
ラッキョウの収穫はだいたい6月中旬〜7月上旬あたりに行いましょう。地上部が枯れてきたら収穫の目安です。収穫方法はエシャレットと同じように、株のわきからスコップで掘り上げ、地上部分をまとめて持って引き抜きます。
ラッキョウやエシャレットは、基本的に病害虫に強い野菜です。まれに軟腐病、さび病などにかかることもあるので、適宜防除してください。また、春の暖かい時期になると、アザミウマ、アブラムシなどの害虫が発生することもあります。
ラッキョウやエシャレット特有の辛味と香りは、アリシンという物質からくるもので、アリシンには免疫力の向上、疲労回復の効果があります。また食物繊維がゴボウの4倍の割合で含まれており、お通じにも効果的です。
GreenSnap編集部