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ラッキョウ(エシャレット)の育て方|失敗しない栽培のコツとは?

  • ヒガンバナ科
  • ネギ属

ラッキョウはカレーなどの付け合わせや、浅漬けにして味わう、ぴりっとした辛味がくせになる野菜です。ラッキョウの栽培期間は長いですが、若どりはエシャレットとしても収穫して食べることができますよ。

今回はプランター栽培にもおすすめな、ラッキョウ(エシャレット)の育て方についてご紹介します。

ラッキョウの育て方:栽培する場所

ラッキョウは程よい日当たりと風通しの良い場所を好みます。栽培期間がラッキョウの場合10ヶ月前後かかりますので、栽培場所の利用計画をしっかりと立ててから植えるといいでしょう。生育適温は20℃前後と、冷涼な環境を好みます。

ラッキョウの栽培に適したプランターの大きさ

ラッキョウをプランターで栽培するときに必要な深さは15cm程度ですので、標準650サイズなど、ほとんどのプランターやコンテナで対応できるでしょう。

ラッキョウの育て方:水やり

プランター栽培のラッキョウ

ラッキョウをプランターで栽培するときは、水は表面の土が完全に乾いたらあげるようにしましょう。

地植え・畑栽培のラッキョウ

ラッキョウを地植えで栽培するときは、基本的には水やりの必要はありません。ただし冬の乾燥期などに、長期間雨が降らない日が続くようであれば、たっぷりとあげるようにしてください。

ラッキョウの育て方:用土


ラッキョウはあまり土質を選ばず、幅広い土壌で育てることができます。とはいえ、基本的に乾燥を好むので、排水性のよい土壌が好みです。適正pHは5.5〜6.0が目安です。

プランター栽培のラッキョウ

ラッキョウをプランターで栽培するとき、用土の配合は赤玉土(小粒)6:バーミキュライト3:川砂1の比率で混ぜ合わせましょう。また、用土10Lに対して、苦土石灰を10g、化成肥料を20〜30gまぜ、1週間なじませてから使います。市販の野菜用培養土もおすすめです。

地植え・畑栽培のラッキョウ

ラッキョウを地植えで栽培するときは、まず畑1㎡に対して100gの苦土石灰をまいて、よく耕しましょう。その1週間後、1㎡あたり堆肥2kg、化成肥料100gをまいてよく耕したら、再び1週間なじませて使います。

ラッキョウの育て方:植え付け

ラッキョウの植え付けの時期

ラッキョウの植え付けの時期は、だいたい8月下旬〜9月中旬が適期です。大きく育てたい場合は、毎年新しい種球を用意するといいですが、その年に収穫したラッキョウを種球に使うこともできます。

ラッキョウの植え付けの手順

プランター栽培のラッキョウ

ラッキョウをプランターで栽培するときは、人差し指でだいたい深さ5cmほどのくぼみを、5〜7cm間隔で開けていきます。そのくぼみに、種球の細い方を上にして、先端が土から見え隠れするくらいまで土を寄せ植え、たっぷりと水をあげてください。

地植え・畑栽培のラッキョウ

ラッキョウを地植えで栽培するときは、まず畝を高さ15cm、幅75cmでつくりましょう。

株間が15cm間隔になるように、種球の細い方を上にして植えていきます。小さい球を数多く収穫したいときは、1箇所に3球ずつ植えるといいでしょう。植え付けたらたっぷりと水をあげてください。

ラッキョウの育て方:肥料

ラッキョウの肥料を与える時期

ラッキョウは収穫までの期間が長いので、定期的に追肥をしてあげましょう。
まず、植え付けから1ヶ月後から12月中旬にかけて、1ヶ月に1回の割合で追肥していきます。真冬は休眠状態になるので追肥を休止して、春先の3月上旬〜中旬に最後の追肥をしてあげましょう。

ラッキョウの施肥方法

1㎡あたり20〜30gの化成肥料を列の間に施して、表面の土をほぐすように混ぜ合わせたら、株元に土寄せをしてください。このときしっかりと土寄せをしないと、よい球ができません。

ラッキョウの育て方:収穫の目安・方法

エシャレットの収穫

エシャレットの収穫はだいたい3月〜4月あたりに行いましょう。葉が青く柔らかいうちに収穫することで、程よい辛味と歯ごたえのエシャレットを楽しめます。株のわきからスコップをいれて、土ごと持ち上げるように掘り起こし、引き抜きましょう。

ラッキョウの収穫

ラッキョウの収穫はだいたい6月中旬〜7月上旬あたりに行いましょう。地上部が枯れてきたら収穫の目安です。収穫方法はエシャレットと同じように、株のわきからスコップで掘り上げ、地上部分をまとめて持って引き抜きます。

ラッキョウの育て方:注意する害虫・病気

ラッキョウやエシャレットは、基本的に病害虫に強い野菜です。まれに軟腐病、さび病などにかかることもあるので、適宜防除してください。また、春の暖かい時期になると、アザミウマ、アブラムシなどの害虫が発生することもあります。

ラッキョウの栄養とは?どんな品種がある?

ラッキョウやエシャレット特有の辛味と香りは、アリシンという物質からくるもので、アリシンには免疫力の向上、疲労回復の効果があります。また食物繊維がゴボウの4倍の割合で含まれており、お通じにも効果的です。

ラッキョウ(エシャレット)栽培のコツを抑えて、失敗しらずの収穫へ!


ラッキョウやエシャレットは、最悪ほったらかしでも育っていく強健な野菜です。あまり栽培の失敗はありませんが、定期的な追肥と、春先の害虫対策によってより豊作となるので、みなさんもラッキョウ、エシャレットの栽培を楽しんでください。

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エシャレット(ラッキョウ)の基本情報

ジャンル
野菜
形態
多年草
学名
Allium chinense
別名
オオニラ
原産地
中国

エシャレット(ラッキョウ)の性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
やや強い
耐暑性
弱い
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
8月 、9月
肥料
3月 、9月、10月、11月、12月
収穫
3月 、4月

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