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ディルは地中海沿岸〜西アジアを原産とする、セリ科イノンド属の一年草です。カレーなどの香辛料として用いられる品種もあれば、ドレッシングやスープの香り付けに用いられることもある、料理の幅を広げてくれる香草です。
今回は香り豊かなディルの育て方についてご紹介します。
ディルは、水はけと保水性のある土壌を好みます。プランターでディルを栽培する際の用土は、「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜ込んだ配合土を使用しましょう。あるいは、市販の草花用培養土や、ハーブ用培養土を利用してもよいです。
地植えでディルを栽培する際の用土は、植え付けする2週間前に苦土石灰を混ぜます。そのあとに腐葉土を混ぜ込み、水はけをよくしましょう。
プランターであれば長さ45〜60cmのものを、鉢植えであれば8合鉢を用意してください。容器に入れた用土に、指を使って大きさ1cmの穴をあけます。そして、その穴に種を4〜5粒ずつまいていきましょう。プランターであれば、3株ほどを目安に植えます。
地植えは20cm間隔にまき溝をつくったうえで、種がかさばらないように気をつけて、すじまきします。発芽後は、株同士の葉が触れ合わない程度に間引くようにしましょう。
プランターは3〜4株、鉢植えは1株を植え付けます。地植えの場合は、株同士の間隔を20cm以上空けて、植え付けるようにします。
ディルは根が傷つきやすい直根性の植物なので、傷つけないよう注意して、植え付けましょう。
プランターでディルを栽培する場合は、表土が乾いてから水やりをします。過度に乾燥してしまうと、葉がしおれてしまうことがあるので、注意しましょう。
地植えでディルを栽培する場合は、定植以降の水やりはほとんど不要です。自然に降る雨で足りるでしょう。
ディルの肥料は、元肥として緩効性の化成肥料を土に混ぜ込んでおくといいでしょう。
そのあとは、3〜5月、9〜10月にそれぞれ月2回ほど、液体肥料をあたえます。
ディルは、春の4〜6月や、秋の9〜10月に種まきによって増やすのが一般的です。ディルの種は、こぼれ種であるため、放っておくと自然と増殖していきます。とはいえ、種をあつめたい場合は、種のつく花穂がある茎ごと刈り取ってしまい、逆さに吊るしておきましょう。すると、追熟が促されて、種が自然と落ちてきます。あつまった種は、種まきの期間まで、冷暗所に保存しておきましょう。
しだれ梅を育てるときは、キアゲハやうどんこ病に注意します。防虫ネットを張ったり、野菜用の殺菌剤を散布することで予防や拡大を防げます。
GreenSnap編集部