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塩ゆでにするとおいしいそら豆はお酒のお供としても人気ですよね。そら豆は苗を買って植えれば自宅で かんたんに育てられますが、いつ植え付けたらいいの? 水やりはどれくらい? と悩みませんか。
このページでは、そら豆の育て方の基本をご紹介します。これからそら豆を育てて自宅で採れたものを食べたい方はぜひご参照ください。
そら豆はマメ科ソラマメ属の植物。地中海周辺、西南アジアを原産としていると考えられています。そら豆はとても歴史のある植物で新石器時代の遺跡からソラマメが出土しているほどです。
マメのイメージが強いですが、お花も楽しめます。白、薄紫の5枚花弁の花が3月から4月に開花し、その姿は蝶々が羽をひろげているように見えることから蝶形花とも呼ばれます。
そら豆(空豆)の花には黒い斑点があるのが特徴です。
そら豆は連作を嫌います。地植えの場合は、5年以上を育てていない場所に植えてください。日当たりの良い場所、風通しのよい場所を選びましょう。
そら豆は地植えでも鉢植えでも育てることが可能です。土は市販の培養土、野菜の土を利用しても問題ありません。土をブレンドする場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜるとよいですよ。
そら豆は多湿を嫌いますので、水やりは土が乾いたタイミングでたっぷりと与えてください。ただし、苗を植えたばかりの頃は、不安定ですので根元を押さえながら水をたっぷりとやります。
冬場は育成が悪くなりますので、乾燥気味に育ててください。冬の水やり回数は減らすとよいですよ。冬に水やりをする場合は、あたたかい時間にしましょう。
地植えの場合は、自然の降雨で十分です。
地植えの場合は、化成肥料を5グラムほどまいてよく混ぜてください。花後の実が成熟するまでに追肥をすると、果実がよくなります。
種から育てることもでき、種は黒い部分があります。これをお歯黒と呼び、この部分を下向きにして土に埋めると1週間ほどで発芽します。
初心者の方は苗から育てるのがおすすめです。園芸店で売られているので探してみてください。
鉢植えで育てる場合は、そら豆の根がどんどん生長するので、植え替えが必要になります。10月下旬から11月上旬にひとまわり大きな鉢やプランターに植え替えてください。
そのままにしていると土の栄養分が少なくなり、生長が悪くなります。根がパンパンになると生長が止まるどころか、根腐れしてしまうこともありますのでご注意ください。
また、この時期に摘心をしてください。摘心をして芯を止めることで、脇芽がでてくるので、枝数が増えて果実の収穫も期待できます。
そら豆は種まきと挿し木で増やすことができます。種まきはそら豆の種を土中にまくことで増やす方法です。挿し木はそら豆の適当な枝をカットしてそれを別の場所に移植する方法です。
挿し木は10月に行いましょう。
そら豆はアブラムシの被害に遭うことがあります。春先につきやすいので、こまめに株をチェックします。アブラムシを発見したらティッシュで取るか、薬剤をまくなどで対策をしましょう。収穫して食べることを考えている場合は、野菜に使える薬剤を選んでくださいね。
また梅雨はジメジメして病気になりやすい時期なので病気にならないよう、通気性のよい場所で水はけに気をつけながら育ててください。
そら豆は秋に植えて土が乾いたら水を与え、生長してきたら倒れないように支柱をたててから収穫をする野菜です。支柱をたてる手間はありますが、それ以外はかんたんです。
ぜひ自宅にお迎えして、おいしい採れたてのそら豆を食べてみませんか。
GreenSnap編集部