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南アフリカ原産の亀甲竜(きっこうりゅう)は、塊茎や塊根を持つディオスコレア(ヤマノイモ属の植物)のひとつです。亀甲竜は半球形の塊茎を持ち、その名のとおり、表面がまるで亀の甲羅のように割れています。
ここでは、そんな亀甲竜の育て方についてご紹介します。
亀甲竜は、日当たりがよく風通しの良い場所で育てます。もともとディオスコレアは熱帯から温帯に分布する植物なので、栽培に適した気温は15度から20度くらいです。
そのため、亀甲竜は日当たりが良い、室内の明るい場所に置くのがよいでしょう。秋以降も5度から10度以上を保って、越冬させましょう。
鉢土の表面が乾いたら水やりをします。なお、越冬させている間は、水やりは控えましょう。
亀甲竜は、それほど肥料を必要としません。植え替えのときに、鉢底に有機質肥料を少し入れておけば充分です。
亀甲竜は水はけのよい土を好みます。
市販の土を使う場合、園芸用培養土1:盆栽用土1で混ぜて使うのがおすすめです。鉢底に多めに軽石を入れておくと水はけがよくなりますよ。
それほど病害虫の心配はありませんが、新芽にはアブラムシ、葉裏にハダニがつくことがあります。それらの害虫を見つけたら、すぐに駆除しましょう。
亀甲竜の植え替え時期は、葉が枯れている夏の時期がベストです。亀甲竜の根についた土を半分程度落としたら、傷んでいる根っこを取り除いて、ひと回り大きい鉢に植え替えます。
その後、水やりをしてあげましょう。ただし、植え替えてから1週間程度は、亀甲竜がとてもデリケートになっているので、水やりをせずに管理しましょう。
亀甲竜は「種まき」で増やします。
亀甲竜の種まき時期は9月頃で、赤玉土・鹿沼土・バーミキュライトの混合土に種をまきます。鉢皿に水をためて、土に吸水させながら管理しましょう。すると、2~3週間後には発芽が見られるでしょう。
亀甲竜にはこれといって特別なお手入れはありませんが、過湿が苦手なので水やりのし過ぎには充分注意しましょう。年間を通して乾燥気味に育てますし、夏の休眠期には断水して大丈夫です。
また、亀甲竜はツルが伸びてきますので、支柱を立てるなどしてあげてください。
ここでは、亀の甲羅のような塊茎を持つ、亀甲竜の育て方をご紹介しました。
亀甲竜は過ごしやすい気温を好みますので、日当たりのよい室内で育てるのがよいでしょう。乾燥に強く、肥料もそれほど必要なく、特別大変なお手入れもありませんので、初心者にも育てやすい植物だといえます。
※トップ画像はyueさん@GreenSnap
GreenSnap編集部