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みょうが(茗荷)の育て方|栽培や手入れのコツは?収穫時期、保存方法は?

  • ショウガ科

ミョウガは東アジアを原産とする、ショウガ科ショウガ属の多年草です。その独特な風味から、料理にさっぱりとした清涼感をもたらしてくれる香味野菜として知られています。豊富な栄養素を含むだけでなく、家庭菜園でも簡単に栽培できる手軽さも魅力のひとつです。

今回は誰でも簡単に栽培できる万能食材、ミョウガの育て方をご紹介します。

みょうが(茗荷)の育て方:栽培する場所

ミョウガは直射日光のあたらない、湿った日陰〜半日陰が適しています。建物の陰や、木の根元などで栽培するとよいです。

みょうが(茗荷)の育て方:用土

ミョウガは有機質に富んだ、水はけのよい土壌を好みます。プランター植えの場合は、野菜用培養土に完熟堆肥を2割ほど混ぜ込んだものがおすすめです。

地植えの場合は、植え付けする2週間前に苦土石灰を混ぜて、1週間前に完熟堆肥や腐葉土を2〜3割混ぜ込み、よく耕します。

みょうが(茗荷)の育て方:肥料・追肥

ミョウガに肥料をあたえる時期は6〜10月です。この期間には月に一回、緩効性肥料を株元に施しましょう。さらに1、2周間に一回ほど、液体肥料を与えると、より生育がよくなります。

みょうが(茗荷)の育て方:根株・苗の植え方

ミョウガの種は市販されていないため、ミョウガのは地下茎である根株、または苗から育てます。根株は2〜3月、苗は4〜5月が植え付け適期です。

プランター栽培の場合

プランターの場合は、繰り返し収穫ができるように、深さ30cm以上のプランターを用意します。株間は10〜15cmほどあけて、深さ10cmほど掘った穴に植え付けましょう。

地植え栽培の場合

地植えの場合は、植え付ける2週間前に土づくりをします。そのあとは、プランターと同じ作業を行います。万が一水はけがよくないときは、高さ10〜20cmの畝(うね)をつくっておきましょう。

みょうが(茗荷)の育て方:水やり

ミョウガは乾燥に弱い植物です。そのためプランターで育てる場合は、毎日欠かさず水やりします。

地植えで育てる場合は、表土が乾燥したときに水を与えましょうあたえましょう。さらにワラや腐葉土を根株にかぶせておくと、過度な乾燥を防げます。

みょうが(茗荷)の増やし方:株分け

ミョウガは「株分け」という方法によって増やすことができます。

2〜4月に株を掘り起こし、根を10〜15cmに切り分けたものを、それぞれ植え付けましょう。また、ミョウガは3〜5年経過すると、根が混み合って生育に支障がでてきます。元気に生育できるよう、3〜5年に一度株分けを兼ねて植え替えるとよいでしょう。

みょうがの栽培で注意すべき害虫・病気

ミョウガの栽培で注意したい害虫や病気は、根茎腐敗病です。湿気の多い土壌で菌が発生し、根は腐って、葉茎は黄色く変色したのちに枯れてしまいます。

一度感染すると回復は見込めないので、感染した株を引き抜いて処分しましょう。他の株への感染も防ぐため、薬剤散布は忘れずに行います。
水はけをよい状態に保ち、予防することが大切です。

みょうが(茗荷)の収穫

ミョウガは7〜8月に夏ミョウガを、9〜10月に秋ミョウガを収穫時期とします。花が咲いてしまうと風味が落ちるため、花が咲く前に収穫を済ませましょう。

収穫方法は、タケノコのように、土から顔半分のぞかせたつぼみを、根元から切り取るように行います。りましょう。

みょうが(茗荷)の保存方法

ミョウガは、よく水気をきってから冷凍保存します。解凍するとシャキシャキとした食感が失われてしまうため、注意しましょう。

みょうが(茗荷)の栄養・効能

ミョウガは全体の95%が水分のため、栄養価自体それほど高くはありません。しかし100gあたり12Kcalと、とても低カロリーであるために、どんな料理にも気兼ねなく加えられます。

ミョウガの効能としては、血流促進による冷え対策や、食欲増進の効果があります。そのため夏場にそうめんと一緒にみられるミョウガは、夏バテ防止のため、栄養補給を促す役割を果たしていたのです。

みょうが(茗荷)を栽培して、あつい夏をのりきろう

ミョウガは苦労せずとも毎年収穫できる野菜です。家庭菜園初心者でも栽培しやすいので、夏を力強くのりきるためにも、栽培してみるとおもしろいかもしれませんね。

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ミョウガの基本情報

ジャンル
野菜
形態
多年草
学名
Zingiber mioga
別名
茗荷,蘘荷
原産地
東アジア

ミョウガの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
やや弱い
耐暑性
やや強い
耐陰性
あり

時期

植え付け・植え替え
2月 、3月、4月、5月
肥料
6月 、7月、8月、9月、10月
収穫
7月 、8月、9月、10月

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