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セイヨウアサツキとも呼ばれるチャイブ。ネギに似たハーブの一種で、ビシソワーズというジャガイモの冷静スープのトッピングには欠かせなく、主に西洋料理でよく使われています。可愛いピンク色をしたチャイブの花は自分で育てないと味わえない楽しみです。この記事では育て方から増やし方、花言葉までチャイブについて詳しく解説していきます。
チャイブは北半球の広い範囲で栽培されていますが、基本的に風通しが良く日当たりのいい場所を好みます。地植えの場合は、真夏などの暑い時期には半日陰になるよう、日陰を作ってあげるとよく育ちます。
また、チャイブはプランターで育てることも簡単にできるので、畑がない方でも育てることができます。プランターなら移動もしやすいので気候の変化に合わせて、最適な場所で育てることができます。
チャイブは乾燥を嫌うので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。暑い時期は乾燥しやすいので、こまめに様子を見てあげることが大切です。
地植えの場合、冬場の水やりは必要ないですが、プランター栽培の場合は土が乾燥しすぎないよう、たまに水を与えると翌年も元気に育ちます。
チャイブへは種まきや植え付けの前に、堆肥と有機肥料または化成肥料を適量施しましょう。チャイブは肥料切れしてしまうと、葉が黄色くなってくるので、様子を見ながら追肥を行ってください。
また、チャイブは冬には地上部が枯れるので、肥料は必要ありませんが、春になり暖かくなってきたら肥料を適量与えましょう。
チャイブは酸性を嫌い水はけと水持ちのいい土壌を好むので、パーライトや赤玉土、腐葉土、堆肥をバランス良く混ぜた土が適しています。その際、割合は7:2:1くらいになるように配合しましょう。
また、チャイブを植え付けるときは、アルカリ性の土壌にしておくとよく育ちます。ほかにも、ハーブ用の培土なら手軽に育てることができます。
チャイブの苗はまっすぐでしっかりとしたものを選び、3本ほどまとめて一か所に植え付けてください。そのときは、株間を20㎝ほどあけて植えましょう。
チャイブは植え替えは基本的に不要ですが、あまりにも増えすぎて通気性が悪くなってくると生育に影響が出るので、ほかの場所に植え替えてあげましょう。
チャイブは「株分け」かこぼれ種の「種まき」で増やすことができます。
株分けの場合、3~5月と9~10月に行うといいでしょう。株の周りをやさしく彫り上げ、葉を5センチほど残して切り、根を傷つけないように20cmほどの株間をあけて植え付けてください。
なお、チャイブはこぼれ種で増えていくこともありますが、条件が揃わないと発芽しないこともあるので、確実に増やしたいなら株分けするか、種まきをすることをおすすめします。
種まきの場合も、株分けと同じ時期に行うことができます。チャイブの種は嫌光性のため、種まきしたあとは、土をしっかりと厚めに覆土するようにしましょう。
チャイブはハーブの一種で比較的強い植物なので、手入れは必要としませんが、株が込み合ってきたら株分けするなどして、通気性をよくしてあげましょう。黄色くなってしまった葉はこまめに取るようにしてあげるとよく育ちます。
また、チャイブは冬には地上部が枯れてしまいますが、株は生きているので寒冷地の場合は、敷きワラや腐葉土などで保温してあげることをおすすめします。
なお、チャイブの葉の利用をメインにしたい方は、花が咲く前につぼみをとってしまうと、葉が硬くならずに秋ごろまで収穫を長く楽しめますよ。
チャイブは比較的虫には強いですが、アブラムシやヨトウムシなどの害虫には注意しましょう。また、うどん粉病や灰色カビ病などになることもあるので、異変を感じたら症状に合わせた薬剤を適量散布してください。
チャイブの葉が伸びていれば、いつでも収穫して楽しめます。チャイブの収穫方法は、株本を3cmほど残したところを、はさみなどで切ります。株本を少し残しておくことで、そこから再び成長し、何度でも収穫することができますよ。
チャイブの葉が硬くなることもあるので、収穫時期はあまり気にせず、食べごろの葉があれば随時収穫するようにしましょう。収穫後に肥料を与えると、成長が促されよく育ちます。
チャイブの花は観賞用としても楽しめますが、収穫して酢につけておけば、きれいなピンク色のチャイブビネガーとして利用することもできます。
チャイブの花言葉は「忠実」、「素直」、「柔軟性」です。
今回の記事ではチャイブの育て方から収穫方法や活用方法までを詳しく紹介しました。
食用だけでなく、観賞用としても楽しめるチャイブは比較的育てやすい植物なので、初心者の方でもポイントを押さえれば簡単に育てることができるので、おすすめのハーブです。是非この記事を参考にしていただき、チャイブの栽培に挑戦してみてください!
※トップ画像はaliceさん@GreenSnap
GreenSnap編集部