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数あるミントの中でも、すっきりとしたハッカに加え、リンゴのような香りがすることから人気のアップルミント。かなり繁殖力が高いので、ほったらかしでも育っていきますが、適切な管理で成長をコントロールすると収穫を楽しめます。
今回はミントティーや料理の飾りにも使える人気のハーブ、アップルミントの育て方をご紹介します。
地植えでも、鉢植えやプランターでも栽培可能で、室内でも育てることができます。
他にもミントの育て方の記事をご覧いただいて、ぜひ参考にしてください。
>>ミントの育て方はこちら<<
鉢植えでアップルミントを育てるときは、鉢の表面の土が乾いたら水をたっぷりとあげてください。水やりの時間帯は午前中10時までの時間帯にするようにしましょう。
地植えでアップルミントを育てるときは、とくに水やりは必要ありません。ただし、あまりに雨が降らずに乾燥する場合には、適度に水やりをしてください。
鉢植えでアップルミントを育てるときは、配合は赤玉土小粒6:腐葉土3:バーミキュライト1の比率で混ぜると良いでしょう。市販のハーブ培養土を使うのもいいでしょう。
アップルミントは中性に近い弱酸性の土を好むので、地植えで育てたいときは、植える場所の酸性を確認しましょう。酸性土壌の場合には、植え付け2週間前から、苦土石灰で中性よりに調整していきます。
日本の一般的な土壌では、苦土石灰を1㎡あたり200gほど均等にまきます。その翌週に1㎡あたり腐葉土もしくは堆肥を3〜5kg混ぜてください。植え付けはさらにその1週間後に行います。
アップルミントは肥料を与えずとも、強健に育っていきます。株が弱っている場合や、さらなる収穫をしたい場合は、5月〜9月に追肥をすると良いでしょう。ただし、肥料の与え過ぎは、肥料焼けを起こしますので、様子を見ながら与えてください。
追肥のタイミングは、植え付け1ヶ月後の生育期、開花期、収穫後の、それぞれ1〜2ヶ月に1回が目安です。1㎡あたり一握り(20〜30g)ほどの緩効性化成肥料、もしくは発酵油かすなどの肥料を株の周りに施し、軽く土と混ぜながら株元に土を寄せてあげてください。
アップルミントの植え付けの適期は、春まきの場合は4月〜6月中旬、秋まきの場合は9〜10月です。葉が6枚以上出ていたら、植え付けのサインと考えてください。根鉢を崩さないように取り出して、植えましょう。
鉢植え栽培:5〜6号鉢に1株
プランターやコンテナ栽培:株間10〜15cm
地植え栽培:株間20〜30cm
アップルミントの植え替えの適期は、4〜6月、もしくは9〜11月です。繁殖力がとても高いので、植え替えは必須です。土から掘り起こして、古い根を整理し、新しい用土を入れて植え替えしましょう。植え替えの頻度は下記を参考にしてください。
鉢植えやプランター栽培:毎年の植え替えをしてください。
地植え栽培:2〜3年に1回の植え替えをおすすめします。
アップルミントの種まきの適期は、春まきなら3月下旬〜5月まで、秋まきなら9〜10月です。種が小さいので、同量の砂と混ぜてから、育苗ポットや育苗箱にばらまきしていきます。軽く土をかぶせて、土が乾かないよう水やりして、日陰で管理します。
本葉が3枚ほどになったら、育成の悪いものや密集しすぎて生えている苗を、間引きします。葉が6枚以上になったら、植え付けしてください。
アップルミントの挿し木は4〜5月、もしくは9〜10月が適期です。茎を10cmほどの長さに切り落として、先端の葉っぱ2、3枚を残して、他の葉は全て落とします。切り口を数時間水につけてから、赤玉土小粒にさして、乾かさないように管理してください。
アップルミントの植え替えと同時に、株分けをしていきましょう。掘り起こした株を、均等に根から切り分けていきます。新しくそれぞれの鉢や地面に植え付けて、株分けできます。
また、花の鑑賞を目的としない場合には、花を咲かせる体力を無駄に使ってしまうので、芽の先端を摘みとる、摘心をしてください。
アップルミントには殺菌効果があり、摂取することで、口臭予防や、便秘改善の効果があると言われています。また、ハッカとアップルの混ざった爽やかでフルーティーな香りには、リラックス効果があり、煮出したミントとお風呂に入れても楽しめます。蚊などの虫除けにも効果的です。
ただし、妊婦の方の常飲や使用は、健康を害す可能性があるので、避けてください。
GreenSnap編集部