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メドーセージとは「サルビアガラニチカ」と呼ばれるシソ科アオギリ属のハーブのことをいいます。メドーセージの原産地は、メキシコをはじめとした南米諸国です。観賞用のハーブとして人気があります。
今回は、そんなメドーセージの育て方と花言葉についてご紹介します。
メドーセージの花付きをよくするなら、日当たりがよく風通しの良い場所で育てるようにしましょう。
メドーセージは暑さにも寒さにも強いハーブですが、冬場は霜除けをして、霜にあたらないようにすると冬越しがしやすくなります。冬になると茎が枯れますが、温かくなると新芽が出てくるので、花を咲かせるには冬越しを上手にすることが大事といえます。
鉢植えの場合、水やりをし過ぎると根腐れを起こしやすくなるので、土が乾燥してきたら、鉢の底から水が流れる位たっぷり水やりをします。冬は毎日ではなく、数日置きに水やりをしてください。
地植えの場合は、根が付くまでは毎日水やりをするようにしましょう。根付いたあとは、頻繁に水やりをしなくても育ちます。
メドーセージは、植物を育てるには適さないやせ地でも育つハーブなので、肥料なしでも育ちます。地植えで育てるときは肥料はいりません。
鉢植えの場合も、植え付けのときに緩効性の化成肥料を与えれば、追肥はしなくても育ちます。肥料のやり過ぎは、むしろ肥料焼けといった病気の原因になるので注意しましょう。
メドーセージを鉢植えしている場合は、「ハーブ用」や「観賞植物用」の培養土で、十分育てられます。
メドーセージはどちらかというと乾燥を好むハーブです。水はけがよいものを選ぶというのが土選びでは大事となります。
0/1534902013553_thum_695187_sample1-e1551746332924.jpg” alt=”メドーセージの画像 Photo by tamuさん” width=”741″ height=”1000″ /> Photo by tamuさん@GreenSnap
メドーセージの植え付けと植え替え時期は、春と秋の2回あります。花付きをよくするには、冬越しができるかがポイントとなるので、3月~5月に植え付けをするとよいでしょう。
メドーセージは種と苗で育てることができます。種から育てるなら、発芽するまでは、毎日水やりをします。苗は葉っぱの色がきれいで、茎がしっかりしているものを選んでください。
メドーセージは根が張ってくると土の中で湿気がこもりやすくなるので、1年に1回植え替えをするようにしましょう。使う鉢は、苗よりも一回り大きなものを選びます。根っこに付いている土は取り除いてから、新しい土に植え替えします。
メドーセージは、株元か「挿し木」で増やします。
株元で増やすときは、春や秋の植え替えの時期を狙ってやるとよいでしょう。挿し木にするときは、カットした茎を水につけ、発根剤を切り口の部分に付けてから土に植え付けます。
メドーセージは低木の多年草です。夏越しと冬越しができれば、何年も花が楽しめますし、最大で1m以上の大きさにすることもできます。
花付きをよくするには新芽の出やすさも大事になるので、伸びてきた茎は短く切り戻しします。
メドーセージは6月~11月頃まで花が咲きます。長期的に花を咲かせるには、花が終わったタイミングで剪定をします。株元からカットすることで、茎が大きくなりすぎず、花芽も付きやすくなります。
メドーセージは病気や害虫に強いハーブといわれます。独特の香りを虫が嫌がるので、虫よけとしての効能もあります。
病気にかかりにくいといっても、水や肥料をやり過ぎてはダメです。葉や茎が枯れやすくなったり、虫の害に遭うかもしれません。また、湿気が苦手なので、葉や茎の手入れをして風通しを良くすると病気の予防ができます。
メドーセージは鳥のくちばしのような独特な形をしたブルーの花を咲かせます。開花時期は初夏から秋までで、比較的長く花が楽しめますよ。
セージやサルビアの仲間は、花の色によって花言葉が違います。ブルーの花が咲く「メドーセージ」の花言葉は、「尊重」と「知恵」になります。
由来は、セージの英語読みである「Sage」には賢人という意味があるからといわれています。周囲の人の意見を尊重する、相手を敬うということや知恵を授けるという意味がメドーセージの花言葉には込められています。
セージやサルビア全体の花言葉は「家族愛」や「家庭的」付いています。赤のセージやサルビアの花には「燃える思い」といった花言葉があります。
セージというと「メディカルハーブ」や「アロマテラピー」でおなじみですが、今回ご紹介したメドーセージは、食用というよりは観賞用のハーブになります。きれいなブルーの花は、庭やベランダを彩るだけでなく、生け花やフラワーアレンジメントにもおすすめです。
メドーセージは、比較的育てやすいので、花が咲くハーブを育ててみたい人は、挑戦してみてください。
※トップ画像はJさん@GreenSnap
GreenSnap編集部