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ガジュマルの植え替え|時期はいつ?土は何を使う?根っこはどれを切る?

ガジュマルを育てていくと、いずれ植え替えが必要となります。ただし、ガジュマルの植え替えはコツさえ覚えれば難しいことはありません。このページでは、そんなガジュマルの植え替え方法や時期、植え替え後の管理の仕方について詳しくご紹介します。

ガジュマルはどんな観葉植物?

ガジュマルはゴムの木の仲間で、熱帯地域に自生する植物です。沖縄などの温暖な地域では地植えにしても育てることができ、最大で20mほどにも伸びる高木に分類される樹木でもあります。

とはいえ、観葉植物としてのガジュマルは幹が伸びるスピードが遅く、コンパクトなサイズで楽しまれることが多いです。日陰にも強く育てやすいことから、初心者でも簡単に育てられる観葉植物として人気ですよね。

ただし、成長スピードが遅いからといって、植え替えをしないで育てるのはよくありません。

ガジュマルを植え替えしないとどうなる?

ガジュマルを植え替えをしないで育て続けると、古い根で鉢がいっぱいになり新しい根が生えにくくなってしまいます。また、土に含まれていた栄養分や通気性のよさも永久に持続するわけではないので、どんどんと崩れていきます。

その結果、こういった状態になってしまいます。

根腐れして枯れてしまう

ガジュマルは枝や葉を伸ばして成長しますが、普段は見えない鉢の中の根っこも成長するのです。小さな鉢のなかでたくさん伸ばした根は、ギチギチになるため、根腐れすることがあります。根腐れ予防のために植え替えをするのです。

幹がしわしわになったり元気がない様子になる

ガジュマルは根から土の中の養分を吸収します。古い土のまま育てていると栄養不足となるのです。幹がしわしわになったり茎や葉がだらんと垂れて元気がない状態になってしまいます。

このようなときこそ、植え替えをして土を新しくすることで、栄養を与えて健康を保つことができます。また、古い土には菌も多くなり、病気の原因にもなるため、時期になったら植え替えをしたほうが良いのです。

ガジュマルの植え替え時期

ガジュマルの植え替えに適する時期は、5月から7月です。また1年に1回、少なくとも2年に1回は植え替えするようにしてください。買ったばかりのガジュマルでも、写真のように鉢から根っこが飛び出ていたら、植え替えするべきです。

ガジュマルに限らず、植物の植え替えはいつ行ってもいいわけではありません。ガジュマルを植え替える場合は、必ず5〜7月の時期に行うようにしましょう。遅くとも、夏が来る前に済ませておいてください。

なぜこの時期に植え替えするのかというと、ガジュマルが苦手とする冬の前までに、根を安定させておく必要があるためです。もしも秋に植え替えをしてしまうと、弱った状態で冬を迎え、冬越しができなくなって枯れる可能性もあります。

5月から7月に植え替えをしたのであれば夏の生育期に根が安定をして、それから冬を迎えますので、負担が少なく回復も早いです。適切な時期以外に植え替えをすると、ガジュマルが弱ってしまいますので、ご注意ください。

ガジュマルの植え替えで用意するものは?土は何でもいいの?

ガジュマルの植え替えに必要な道具は次のものです。

  • 新しい鉢(前の鉢植えよりひとまわり大きなもの)
  • 新しい土
  • 鉢底石・鉢底ネット
  • 清潔なハサミ
  • スコップ

ガジュマルに適した土は、通気性と排水性がよい土です。初心者は市販の観葉植物用の培養土を用意すれば問題ありません。普通の庭土などでは育ちにくいので注意してください。

もし自分で配合したいという場合は、【赤玉土小粒6:ピートモス3:黒曜石パーライト1】の割合でまぜて、元肥を施してから使いましょう。

ガジュマルの植え替え方法

  1. 鉢植えからガジュマルを取り出す
    植え替え数日前から水やりを控えて、まずは土を乾燥させておきましょう。

    土が乾き切ったら、鉢植えからガジュマルをやさしく取り出してください。スコップを使うと作業しやすいですよ。この時に根を傷つけないようにていねいに扱うようにしましょう。

  2. 不要な根や葉、古い土を取り除く
    手でほぐしながら古い土を取り除きます。完全に土が取れなくても問題ありません。だいたい3分の2程度ほぐして、不要な根を切り落としていきます。

    ※このときどの根を切るべきか、どのくらい切るべきかについては、次の項目で詳しくご説明します。

  3. 新しい鉢のセッティングをする
    まず、新しい鉢に鉢底ネットを敷いて、鉢底石を底が見えなくなるまでいれてください。その後新しい土を3分の1程度に入れてください。土が入ったらガジュマルを植えてあげましょう。
  4. ガジュマルを新しい鉢へ移す
    ガジュマルを新しい鉢へ入れたら、隙間に残りの土をかぶせていきます。土が根の隙間に入るように、鉢をトントンとしてまんべんなく土を入れてください。

    このとき鉢ギリギリまで土を入れるのではなく、フチから3cmほど下まで入れるようにしてください。土が多いと水やりしたときに溢れてしまいます。

  5. 水やりをする
    植え替えができたら、底からしみでるまで鉢にたっぷりと水を与えて植え替え完了です。

ガジュマルの根っこはどれをどのくらい切るべき?

ガジュマルの植え替えをするときに切るべき根っこは、茶色く腐った根や傷んだ根です。土を洗い流してみると、根っこの色の違いがよく出ます。大きく育てたい場合は、これだけでOKです。

反対に、あまり大きく育てたくないという場合は、上記に加えて鉢の形に回るように伸びている走り根を、カーブの始まりらへんでカットすといいです。イメージとしては株を真上からみて「◎」の形に回っている根っこを「*」のように放射状に短く伸びるようにカットといいでしょう。

枯れたガジュマルの復活には根っこはすべて切るといい!

ガジュマルは観葉植物の中でも生命力がずば抜けて高いので、一本も根っこがない状態、幹だけの状態にしてもすぐに伸びていきます。

根腐れ、根詰まりで枯れかけているガジュマルを復活させたいなら、植え替えをして根っこをすべて切るのもひとつの手です。

とはいえ、心配なかたはメネデールなどの発根促進剤を希釈した水に、切り口を数日つけておいて発根させてから土に植え替えるといいです。揷し木や水耕栽培のやり方を参考にしてみてください。

ガジュマルの植え替え後の手入れ

ガジュマルの植え替え後の手入れで重要なことは日当たりのよい場所に置かないことです。さっそくエネルギーを与えたいので日差しが当たる場所に起きたくなるかと思います。しかし、植え替えでガジュマルはダメージを受けていますので、日当たりのいい場所に置くと弱る可能性があるのです。

植え替えて10日ほどは、直射日光の当たらない室内で様子を見てください。その後、徐々に根が安定するので、レースのカーテン越しなどで様子を見て、1ヶ月ほどかけて元々飾っていた場所に戻しましょう。

ガジュマルの植え替えをして長く楽しもう

ガジュマルは成長すると根が飛び出す場合があります。これは植え替えのサイン。ぜひひとまわり大きな鉢に植え替えてあげて、イキイキ育つお手伝いをしてあげてくださいね。そうすることでまた一段とガジュマルが成長してくれるはず。

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