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ある条件下で、花が白から透明に変化するという不思議な特徴をもつサンカヨウ(山荷葉)。ここでは、サンカヨウの花言葉をはじめ、花期や名前の由来、特徴などの基本情報をまとめてみました。
これから育ててみたい方もぜひご参照ください。
サンカヨウ(山荷葉)の花言葉は、「親愛の情」、「幸せ」、「自由奔放」です。
サンカヨウの花は2センチほどの小さな花で白い6枚花弁です。一見してどこにでもありそうな花ですが、この親しみやすいさから「親愛の情」という花言葉になったと考えられます。
またサンカヨウの花は水に濡れると透明になる不思議な特徴があります。しかし、雨に濡れたら必ず透明になるというわけではありません。一定の条件が必要なようで、透明になる仕組みはまだよくわかっていないそうです。透明になる様子を見ることができたら運が良いということからサンカヨウには「幸せ」という花言葉になったと考えられます。
濡れたサンカヨウの花は透明になりますが、透明のままではありません。花が乾くとまた白く戻ります。この白と透明に変わる様子が「自由奔放」な姿に見えたのでしょう。それゆえにサンカヨウには「自由奔放」という花言葉になりました。
サンカヨウは漢字で「山荷葉」と書きますがまずこの由来をご紹介します。山荷(サンカ)とはそもそもハスのことを指して、荷葉(カヨウ)と呼びます。サンカヨウの葉はハスの葉に見た目が似ていますが、ハスは水辺の植物でサンカヨウは山に自生する植物です。このことから「山」をつけて、「山荷葉」という名前となったのです。
サンカヨウの学名 「Diphylleia」についても由来をご紹介します。こちらはギリシア語の「dis」と「phyllon」という単語からできています。「dis」は「2つ」という意味があり、「phyllon」は「葉」という意味があります。こちらはサンカヨウの茎に2枚の葉がつくことから由来しています。
サンカヨウの花期は5月から7月で、花は小さく2センチほどです。白い色をしていて花弁は6枚で中心に黄色い雄しべと、黄緑色の雌しべが確認できます。サンカヨウの花は散りやすいため、花期でも見られないことも少なくありません。
サンカヨウの花の最大の特徴は水に濡れると透明になることです。不思議なことに乾くと白く元に戻るのです。透明になる条件は定かではありませんが、ゆっくりと時間をかけて濡れることといわれています。透明になる姿見たさに霧吹きでさっと水をかけても透明にはならないのでご注意ください。
サンカヨウはサンカヨウとアメリカサンカヨウの2種のみです。アメリカサンカヨウはアメリカ原産で、細かく分類するとサンカヨウは切れ葉サンカヨウと、丸葉サンカヨウに分けられます。これは葉の切れ込みの有無で判別します。
サンカヨウの花言葉は「親愛の情」、「幸せ」。とても素敵な花言葉ですよね。果実も愛らしいサンカヨウの花は濡れると透明になるためとても神秘的です。ぜひ花言葉を添えてプレゼントしてみませんか。幸せになって欲しい友だちへのプレゼントにぴったりですよ。
GreenSnap編集部