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スーパーで必ずといっていいほど売られているトマト。実の美味しさは非常に有名ですが、実は花言葉も存在しているのです。ここでは、そんなトマトの花言葉の意味や由来のほか、花の時期や歴史、基本情報などについてもご紹介しています。
トマトの花言葉は「完成美」、「感謝」です。
トマトの果実は真ん丸で艶がありまるでルビーのよう。とても美しい形をしているのです。そのことからトマトには、「完成美」という花言葉がつけられました。
トマトの「感謝」という花言葉の由来はなんでしょうか。こちらは、トマトの栄養成分が関係しています。
トマトは、リコピンやビタミンC、カリウムが豊富に含まれています。体によい成分がたくさん入っています。1つの果実を食べることで、さまざまな嬉しい効果効能が期待されることから、「感謝」という花言葉がつけられたとされています。
トマトの学名の「lycopersicum」はギリシア語で「オオカミの桃」という意味です。不思議な意味ですが、由来はなんでしょうか。
まず、トマトの見た目が丸く、暖色であることから、桃に似ていると思われたのでしょう。そこで桃と関連づけられました。では、オオカミはどう関係しているのでしょうか。
かつて、トマトを食べると、オオカミのように欲情が刺激されると考えられていたのです。実際の根拠は不明です。そのことからオオカミとなりました。
私たちが通常よんでいる「トマト」という名前の由来についてご紹介します。こちらは英語名である「tomato」をそのままよんだもの。さらに由来をさかのぼると、メキシコの先住民の「tomatl」が由来しています。こちらは「膨らんだ果実」という意味です。このメキシコの先住民の言葉が転じて、「tomato」(トマト)となりました。
トマトは16世紀前後にメキシコのアステカ族によって栽培が始まったとされています。トマトは比較的新しい植物なのです。その後、メキシコに上陸したエルナン・コルテスという人物がヨーロッパへ持ち帰ったことでトマトは広まります。しかし、見慣れない赤い果実を、当時のヨーロッパの人々は、食べ物として好みませんでした。
トマトは有毒植物であるベラドンナに似ていたため、毒があると勘違いをされたほどです。そのため、「毒リンゴ」とも呼ばれていたのです。このことから、当時は食用の野菜としてではなく、鑑賞用植物としてトマトは育てられました。
その後に、イタリアの貧困層の人たちが、トマトを食用してみようと試みたのです。これがきかっけで、約200年ほどの開発を経て現在の美味しいトマトが完成しました。
トマトの花期は、5月から7月。トマトの花の色は、黄色です。花弁は5枚ですので、星のような形をしています。トマトの花は、下向きに咲く特徴があり、あまり目立ちません。
トマトの花には雄しべと雌しべが1つの花にある特徴もあります。そのため、他の植物と比べて比較的受粉がしやすい植物といえるでしょう。
トマトは、大玉トマト、中玉トマト(ミディトマト)、小玉トマト(プチトマト、ミニトマト)に分けられます。こちらは果実の大きさによって分類されます。果実が150グラム以上のものが大玉トマト。40グラムから150グラムまでのものは、中玉トマト。それ以下のものが小玉トマトとなります。
さらに有名なトマトをご紹介します。
多く流通しているトマト。果実が大きい特徴があります。
糖度が高いトマトで、フルーツのような味が特徴です。クセが少ないため生食に向いています。
細長く卵型のトマト。ロケットミニとも呼ばれます。
また、トマトには、カリウムも含まれています。こちらは塩分を過多によるむくみに効果的です。さらに、トマトはビタミンCも豊富。ビタミンCは皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。しかし、このビタミンCは水溶性であるため、加熱に弱い特徴があります。なるべくトマトでビタミンCを摂りたい方は、生食をしましょう。
プランターでも地植えでも育てられます。果実がつきはじめたら、水やりを減らしましょう。そうすると、果実の甘味が増しやすいといわれています。ぜひ試してみてくださいね。
GreenSnap編集部