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チランジアという名だと聞きなれないかもしれません。しかしエアプランツというと雑貨屋、100円ショップでも売られるほど有名です。このページでは、そんなエアプランツ(チランジア)の花言葉をはじめ、名前の由来や不思議な生態についてもご紹介します。
エアプランツおよびチランジアの花言葉は「不屈」です。
一般的にチランジアは水やり不要の植物といわれています。なぜ水やりが不要なのでしょうか。こちらは、チランジアの葉に特殊な特徴に秘密があります。空気中の水分を吸収して、その水分だけで成長することができるのです。
通常は植物というと水分を求めますよね。チランジアは水を与えられなくても育つことから「不屈」という花言葉になりました。
一般的にエアプランツという名で流通しています。
チランジアは一般的にエアプランツと呼ばれます。こちらは、葉にある鱗片(トリコーム)を使って空気中の水分をたっぷり吸収する特徴があるのです。空気(エア)のなかの水分を集める植物(プランツ)ということで、エアプランツと呼ばれます。
チランジアの学名はTillandsiaです。こちらは学名をそのまま呼んでいます。Tillandsiaという学名になった由来はスウェーデンの植物学者の名前から。Elias Tillandzという人物の名前から命名しています。これはElias Tillandz本人が命名したのではなく、別の植物学者がつけたとされています。
チランジアの最大の特徴というと、やはり空気中の水分を取り込む特徴があります。通常は根から栄養や水分を吸収する植物。しかし、こちらは葉から水分を吸収するため、水やりの頻度が非常に少なく、水やり不要の植物とさえ言われているのです。
その秘密はチランジアの葉の鱗片にあります。鱗片とは「りんぺん」と読み、トリコームとも呼ばれます。この鱗片は毛で覆われていているのです。この毛が空気中の水分をキャッチ。そのため水やり不要となっています。
鱗片は白い色をしています。そのため、チランジア自体は緑色をしていますが、白い毛があるため、全体的に銀色に見えます。ふわっとした手触りがあるのもこの鱗片です。鱗片は直射日光に弱いため長時間直射日光に当たると鱗片が剥がれ落ちます。チランジアは鱗片がなくなると、水分を吸収しにくくなり、最終的には枯れることも…。飾る場所には十分注意が必要となります。
チランジアは生長し成熟すると美しい花を咲かせます。花の色は種類ごとに様々で、いろんな色の花を楽しむことができますよ。
チランジアを日焼けしすぎない程度に日光に当ててあげると花が咲きやすいですよ。
チランジアは銀色に見える銀葉種、緑色に見える緑葉種に分かれます。さらに鱗片で水分を吸収するものと、多肉植物のように葉に水分を蓄えるタイプと分けることもできます。チランジアは種類が豊富で、1000種類以上あるとされています。ここでは有名なチランジアについてご紹介します。
葉が太く大きなチランジア。最大級とされています。非常に人気で園芸店だけでなく雑貨屋などでも販売されていることも。ボリュームがある葉が特徴的。
グアテマラ原産のチランジア。丈夫なチランジアで花芽がつきやすい種類です。花を楽しみたいならこちらがおすすめ。
クネクネと伸びる葉が特徴のチランジア。個性的なチランジアが好きな方に人気です。真っ赤な花が特徴的です。
こちらは鱗片の毛が短いため、あまり白っぽくは見えず、全体的に緑色のチランジアです。葉が柔らかいため伸びてくると下垂する特徴があります。ハンギングに向いている種類です。
チランジアは水やりがほとんど不要。土がいらない品種もあるため、チランジアは衛生的に栽培ができます。虫が気になる方にも室内で簡単に栽培ができますよ。
また、種類によっては鱗片が目立つため、葉が銀色に見えて非常に美しいです。まるでシルバーリーフのよう。鱗片は毛で覆われていますので、葉を触るとまるでベルベットのよう。葉を触りすぎると、鱗片が剥がれる可能性もあるため、注意が必要ですが、柔らかく気持ちがいい手触りをしているのです。
また、チランジアは銀葉種と緑葉種に分かれます。これは葉が緑に見えるか銀に見えるかの違いですが、見た目の色でも選んでみてくださいね。ポットがいらず簡単に育てられるものが多いですので、ぜひお部屋にお迎えしませんか。
GreenSnap編集部