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オリーブは古くから平和の象徴とされていて、日本でもシンボルツリーとして人気がありますね。オリーブの実は西洋料理などで使われ、原産国であるイタリアではポピュラーな食材の一つです。
オリーブといえばオリーブオイルが有名ですが、オリーブの実はオリーブ漬けなどでおいしく食べることができます。
オリーブの実の収穫時期や栄養、食べ方や保存方法まで詳しく紹介していきます。
オリーブはモクセイ科オリーブ属に属し、イタリアなどを中心とした地中海沿岸地域が原産です。温暖な気候を好み、国内では香川県の小豆島などでオリーブが盛んに栽培されています。
オリーブは約1,600種類以上の品種があるといわれ、その中でもスペイン原産の「ネバディロブロンコ」という品種が代表的です。品種によってオリーブオイル用、果実加工用、そして兼用種の3種類に分けられます。
オリーブは常緑高木なので樹高は約2m以上のものが多く、オリーブの実ははじめに緑色の実をつけてその後赤色から黒色へと成熟していきます。実の色の違いは品種によるものと思われがちですが、実はオリーブの実を収穫する時期によって異なります。
味は実の色によって異なり、未熟のグリーンオリーブにはやや渋みがありますが、成熟したブラックオリーブはマイルドな味わいです。
また、オリーブはオリーブオイルなどに加工することで食べやすくなりますが、生のオリーブの実は渋みがあるので生食で食べることはできません。
オリーブはオリーブオイルはもちろんピクルスなどに加工され、おいしく召し上がれますね。オリーブの実にはビタミンEやオレイン酸、そしてポリフェノールを豊富に含み、強い抗酸化作用や動脈硬化の予防、さらにアンチエイジングなどの効果があります。
とくにオレイン酸はグリーンオリーブに多く含まれ、美容効果があるβカロテンはグリーンオリーブにしか含まれていません。
オリーブは4~6月頃に白色の小さな花を咲かせ、花が咲き終わったら実をつけ始めます。オリーブの実の収穫時期は地域によって変わりますが、一般的に9~2月頃までです。
グリーンオリーブは秋頃、ブラックオリーブの場合は2~3月頃に収穫されます。
オリーブの実は、オリーブ漬けや塩漬けなどでおいしく食べられます。オリーブ漬けはグリーンオリーブまたはブラックオリーブ、オリーブオイルとにんにくを保存容器に入れて漬ければ簡単にでき上がります。
オリーブ漬けがあればパスタやピザなどの材料としても使うことができるので、便利ですね。
塩漬けはオリーブの実を1週間程度漬ける必要がありますが、完熟オリーブの他に塩と水があれば簡単に作ることができるのでこちらもおすすめです。
オリーブの実は空気に触れることで酸化するため、収穫後はそのままの状態で長期保存ができません。収穫したオリーブの実はビニール袋などに入れて、袋にオリーブオイルも入れていきます。袋の中に空気が入らないようにして、冷蔵庫で保存しましょう。
また、オリーブの実は冷凍保存もできるので、実の水分をよく切ってからフリーザーパックなどに入れて冷凍庫で保存してください。冷凍庫では約1ヶ月保存できます。
オリーブの実は栄養価が高く、オリーブ漬けや塩漬けなどは作り方も簡単なのでご自宅でも作れそうですね。ワインなどお酒のおつまみとしても好まれるので、冷蔵庫に保存してあればすぐに食べられます。
オリーブの実の食べ方は今回紹介した以外にも沢山あるので、いろいろな食べ方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部