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生け花などでときどき見かけるフウセントウワタは見た目がとても個性的です。このページではフウセントウワタの育て方について解説しています。変わった果実の植物を楽しみたい方はぜひご参照ください。
8月から10月になると個性的な見た目をした果実ができます。卵のような果実ができ、大きさは6cmほどで表面にはやわらかい毛が生えているのです。この見た目がまるで風船のようだから名前に「風船」と入りました。
フウセントウワタの植え付け・植え替え時期は、気温があたたかい5月から6月が最適です。
植え付けたばかりの根が安定するまでは水やりに注意をしましょう。鉢で育てている場合は鉢が窮屈になったら、ひとまわり大きなサイズのものへの交換します。
水はけのよい土が向いています。鉢で育てる場合は、赤玉土、腐葉土、パーライトを6:3:1の割合で混ぜるとよいでしょう。市販の草花用培養土でも問題ありません。
フウセントウワタは日当たりのよい場所を好みます。明るい場所で育ててください。ただし、水はけの悪い場所だと根腐れを起こす危険性があるため、避けてください。
フウセントウワタは水を好みます。土が乾いたのを確認したら、たっぷりと与えましょう。地植えの場合は降雨のみで十分水分を得ていますが、晴れた日が続いて土が乾燥しているときは水を与えてください。
フウセントウワタはそこまで肥料を与えなくても育つ植物です。
地植えの場合は元肥として化成肥料を混ぜてから植え付けましょう。
フウセントウワタを鉢植えの場合は追肥を5月から9月に与えてください。肥料を与えすぎると葉ばかりが成長して花付きが悪くなるため、やや少なめに与えることをおすすめします。
フウセントウワタは暖地であれば冬越しができます。水やりはこの時期はやや少なめにしましょう。
鉢植えで育てている場合は軒下に移動させるなどをして、霜に当たらないようにしてください。
フウセントウワタの葉が生い茂ってきたら剪定をしてください。通気性をよくすると病気になりにくくなり、害虫を見つけやすくなります。また傷んだ枝があれば早めにハサミでカットをしましょう。
フウセントウワタは種まきと挿し木で増やすことができます。
フウセントウワタの種子は25℃以上で発芽するため、種まきは5月に行うとよいでしょう。暗いと発芽をする特徴があるため、種をまいたあとは1cmほど土をかぶせてください。
3週間前後で発芽するので、そのあとは植え付けを行いましょう。
フウセントウワタの種子は果実のなかに入っています。果実が完熟したら割れて飛び散って種子の採取が困難になります。その前に種子を割って種を取り出すのがおすすめです。
フウセントウワタはアブラムシが付着することがあります。葉やツボミについて養分を吸汁し、生育が悪くなることがあります。アブラムシは見た目が小さく、1匹だけいてもすぐに見つけることは困難です。
繁殖力もあるため、気が付いたときには大量発生していることもあるでしょう。見つけたらすぐに殺虫剤を撒いて対処してください。
フウセントウワタの花言葉は、「多くの夢」、「逆境と繁栄」、「楽しい生活」、「隠れた才能」です。
フウセントウワタの個性的な果実に目がいくものの、実は花も愛らしいことから「隠れた才能」となりました。膨らんだ果実には夢がつまっているように見えたことから「多くの夢」となったのでしょう。
果実がついた枝は生け花に利用されることもあります。室内で切り花を楽しむ際は、フウセントウワタの果実も混ぜてみませんか。
GreenSnap編集部