warning
error
success
information
ウンベラータといえばハートの葉っぱがおしゃれな、インテリアに人気の観葉植物ですね。初心者でも育てやすいですが、なんだか元気がないという悩みを抱えている方も多いようです。
元気がないときはそのままにせず、植え替えをすれば復活することもありますよ。
今回はウンベラータの植え替え方法や時期、根の剪定の方法などについて徹底解説しました。
ウンベラータを育てていると、葉がしおれて垂れてきたり、ほとんど伸びなくなったりと、なんだか元気がないと感じることもあるのではないでしょうか。
その元気がないウンベラータ、植え替えのサインかもしれません。
元気がないウンベラータは、日当たりか根っこに原因がある場合が多いです。根っこに根詰まりや根腐れなどの問題があるときは、植え替えで復活する可能性もあるので試してみましょう!
下記のような状態であれば、植え替えのサインだと思って作業するといいですよ。
ウンベラータの植え替えに適した時期は、5月〜9月です。この期間は生育期といって、ウンベラータが活発に生長する時期なので、少々植え替えのストレスがかかっても元気に復活します。
ただし30度を越す真夏の時期は暑さで弱る可能性もあるので避けましょう。また晩秋〜春にかけても休眠中なので植え替えはしないでください。
ウンベラータを植え替えするときに使う土は、観葉植物用の培養土です。
ウンベラータの土は水はけと通気性が高く、適度な保水性や保肥性もあるものが求められます。
本来であればさまざまな用土と堆肥を配合しなければいけませんが、市販の観葉植物用の培養土ならすでに配合してあるのですぐに使えて便利ですよ。
もし自分でウンベラータ向きの土をつくりたい、草花用培養土を流用したいということであれば、下記のような配合をしてみるのもいいです。
ウンベラータを植え替えするときは、これまで使っていた鉢よりも一回り大きい鉢を用意しましょう。6号サイズの鉢を使っていたのなら、7号サイズの鉢を用意してください。
どうせ大きくなるならと大きすぎる鉢を用意すると、土の中に根がスカスカに伸びていってしまうので、のちのち弱ったり株を支えられなくなって枯れてしまうので気をつけましょう。
また、大きくしたくないという場合は植え替えのときに根っこを切れば、これまでと同じ鉢で育てることもできますよ。詳しくはこちらの項目を参考にしてください。
ウンベラータを植える鉢は、素焼き鉢やテラコッタ、もしくはコンクリートなどの通気性がいいものを選びましょう。またある程度重さがあるもののほうが、大株になったときも倒れずに安全に育てられます。
プラスチックや陶器などの通気性が悪いものだと、根腐れする可能性が上がってしまうので避けた方が無難です。
ウンベラータをこれ以上大きくしたくない、同じサイズで育てたいというときは、植え替えと同時に根っこを切りましょう。
もし根っこの剪定を含めた植え替えをするなら5月のGWあたりの作業がおすすめです。これ以降の遅い時期に作業をすると冬までに根が伸び切らずに弱ってしまうので注意してください。
根っこを切る量は4分の1〜5分の1程度です。どの根を切るかわかりやすいように、水ですべて土を洗い流して作業するのがおすすめです。
太い根は水分を吸わず、細い根に水分を吸う役目があるので、細い根をなるべく残すようにしながら根っこを切っていきます。
写真にある鉢のまわりをぐるぐると回るように伸びている根は解いてみて、他の根よりも極端に長ければ同じくらいの長さになるように切っておきましょう。
根っこを切ったら同じくらいの割合で地上部の葉っぱも剪定してください。そうしないと根っこが吸い上げる水分量と葉っぱから蒸散する水分量のバランスが取れなくなってしまいます。
あとは粉末状の発根促進剤を適量つけて、先述した方法で植え替えをすれば問題ありません。もし病気にかかった形跡があるなら鉢をきれいに洗って乾燥させておくと安心です。
ウンベラータを植え替えした後は、1〜2週間ほどは明るい日陰においてください。水やりの頻度は表土が乾いたら与えましょう。また肥料は与えずに、新芽が伸びてくるのを待ってください。
生育が安定してきたら、直射日光を避けた日当たりのいい場所において、植え替え後1〜2ヶ月後から肥料を再開しましょう。肥料の再開時期については、培養土に含まれている元肥の持続期間を参考にするといいですよ。
ウンベラータは定期的に植え替えすることで、大きさをコントロールしたり、健康に育てることができます。
日当たりがいいところに置いているのに元気がないというときは、根っこに問題があるので植え替えのときに根を切ってあげると復活するかもしれませんよ。
おしゃれなウンベラータを長く楽しむためにも、植え替えのお手入れをしてあげてくださいね。
GreenSnap編集部