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ペチュニアをはじめ植物の栽培では切り戻しや摘芯をする必要があります。このページではペチュニアの切り戻しや摘芯の時期や方法について紹介しているので、覚えてみましょう。
切り戻しとは、植物がヒョロヒョロと伸びるなど形が乱れたときに株全体を剪定して再生する方法です。植物を元気にさて若返らせるイメージです。
それに対して摘芯(てきしんは)植物の茎の先をカットすることです。茎の先をカットすることで脇芽の生長を促すことを目的とし、摘心は「ピンチ」、「芯止め」とも呼ばれます。
切り戻しも摘芯も植物をハサミでカットすることに変わりはありません。違いとしては切り戻しは全体的にカットをして株を小さくすること、摘心は枝先などをカットすることです。
ペチュニアの切り戻しはおもに3つの時期にわかれます。
1回目の切り戻しはペチュニアの苗の購入後です。苗を購入したあとに一旦切り戻しをすると枝が増えます。
2回目の切り戻しとして梅雨入れ前が最適で、ペチュニアは湿気を苦手とするため、梅雨に入る前に切り戻しをしてペチュニアの風通しをよくしておくとよいでしょう。
3回目として7月後半も切り戻しに向いています。暑い時期になる前に切り戻しをしておくことでペチュニアがリフレッシュされ、夏も元気に開花してくれます。
ペチュニアの切り戻し方法は株の根元から10cmほどの高さでハサミでカットをします。
かなりハサミで切ることになるため、心配になるかもしれませんが、ペチュニアはよく育つためたくさん切り戻しをしても問題ありません。
ペチュニアの摘心の時期は植え付けから2週間後です。先端の芽をカットすることで脇芽が伸びて花数が多くこんもりとしたペチュニアになるでしょう。
苗が若いうちに摘芯を行うと、ペチュニアへの負担が軽くなります。
ペチュニアの摘心は1つ1つ枝先の芽をカットしていきます。切り戻しのように大きくカットすることはせず丁寧にカットするのがコツです。
ペチュニアの切り戻しや摘芯で気をつけることは、ハサミの使いまわしと清潔さです。
他の植物の剪定で使用したハサミを使いまわしすると、病気が移る可能性があるので、毎回消毒をしましょう。
つい切りすぎてしまうこともあるかと思いますが、切りすぎないように「ここまで切る」と目安を決めてから切り戻しや摘芯をしてください。切り戻しですべての葉を通してしまうと、光合成ができなくなりペチュニアが弱るので注意しましょう。
ペチュニアは切り戻しをすると元気になります。通気性もよくなるため、湿気が多い時期や高温期にも弱ることなくよく育つでしょう。
摘心は絶対しなければいけないわけではありませんが、摘心をすることで横に広がり花数も増えて、こんもりとした美しい株になるので挑戦してみましょう。
GreenSnap編集部