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美しい花色を持つクレマチスはつる植物の女王と称されるほど人気があります。ここでは、そんなクレマチスの挿し木方法や適した時期、その後の管理方法、失敗しないコツなどについてご紹介します。
クレマチスはキンポウゲ科の植物で、つる性を持つ植物でよく枝を伸ばします。種類も非常に豊富で、小型でベル状の花をつけるもの、大型のものなど見た目もさまざまあります。
そんなクレマチスは、「挿し木」という方法で増やすことが可能です。挿し木とは、育てているクレマチスの一部をカットして別の場所に移植して増やす方法のこと。挿し木では、とても簡単にクレマチスを増やすことができるので、ぜひ試してみましょう。
クレマチスの挿し木に適した時期は、5月から8月です。ちょうどこの時期にクレマチスの剪定で新しい枝を切ることがあれば、剪定した枝を使って挿し木で利用しましょう。
この挿し木の時期を守らないと、クレマチスに大きな負担がかかりますので、ご注意ください。
発根促進剤はあると安心です。土は古い土が残っていても使用しないのがおすすめです。また、挿し穂の切り口部分から雑菌が入る可能性がありますので、新しい清潔な土をご用意ください。
その年に伸びた新しい枝を選びましょう。剪定した枝を使うのもおすすめです。古い枝は発根しにくいので、挿し木にはしないでください。
挿し木にする枝を見つけたら、剪定します。2節ほどで切り取ってください。わかりにくい場合は7センチから10センチくらいとお考えください。このとき挿し木が失敗することもあり得ますので、いくつかカットして用意しておくとよいですよ。
なお、クレマチスの剪定は5月から8月に行います。極端に暑い時期、雨が降っている日は避けてください。
剪定したクレマチスの枝には葉がついているかと思いますので、上についている葉を2~3枚ほど残してそれ以外は取り除いてください。
クレマチスの切り口から根が出やすいように、発根促進剤を塗ります。ない場合はそのままでも構いませんが、塗布したほうが効果的。
挿し木用に用意した鉢に土を入れて、挿し穂を挿してください。土に割り箸で穴をあけてその穴にクレマチスを挿すだけです。土は清潔なものを選びましょう。新しい土を購入しておくとよいですよ。
切り口から雑菌が繁殖して挿し木に成功しないこともありますので、新しく清潔な土が向いています。グラグラしないように挿したら、やさしく土をおさえて、安定させて完成です。
もっと詳しくクレマチスの挿し木の方法を知りたい方は、こちらのみどりのまとめも参考にしてみてください。
クレマチスの挿し木のその後は、根が伸びて安定するまでは、土が乾かないように水やりをしてください。直射日光の当たる場所での管理は避けて、レースのカーテン越し、明るい日陰などで様子を見ましょう。そうすると、約1ヶ月ほどで根がでてきます。
クレマチスの挿し木によくある失敗の原因は、根がでないことにあります。いつまで経っても根がでず、挿し穂がぐらぐらしてしまうのです。根がでやすいように発根促進剤を塗布するのが失敗しないコツ。発根促進剤は園芸店で売られていますので、お探しください。
また、クレマリスの挿し木時期は、ジメジメした日、気温が高い日、雨の日は避けた方が無難です。挿し木が成功する確率をあげたいのであれば、おだやかな気温の晴れた日に行いましょう。
挿し木の作業はとても簡単で、クレマチスを切って別の場所に挿すだけです。あとは水をしっかりと与えれば根が出てくるかと思いますので、やってみましょう。お気に入りのクレマチスが増えると嬉しいですよね。
GreenSnap編集部