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カラミンサは「カラミンサ・ネペタ」や「カラミント」の名前で知られるシソ科のハーブです。春から秋にかけて可愛らしい花が咲くことから育ててみたいという人もいるのでは?今回は、カラミンサを育てたいと思っている人のために、植えるのに最適な時期や手入れの方法を教えます。
カラミンサの花付きを良くするには、日当たりの良い場所で育てる必要があります。
また、カラミンサは耐寒性があるので、マイナス10℃くらいまでなら屋外でも育てられます。冬に屋外に置くときは、根元の部分を枯葉で覆って霜対策をしましょう。
カラミンサの植え付け、植え替え直後は土が乾いてしまうと育たないので、たっぷり水やりをします。
夏場は土が乾燥しやすいので、地植えの場合も水やりをしましょう。冬は乾燥気味で育てた方がよいので、水やりの回数を減らします。
カラミンサを育てるときは、土に粒状の緩効性肥料を混ぜておきましょう。追肥するときは、3ヶ月1回粒状の緩効性肥料か液体の化成肥料を与えます。
カラミンサを水はけが良く、保湿性が高い土を好みます。
カラミンサを地植えをするときは、耕した土に腐葉土や枯葉を混ぜて有機物が多い土にしてから植えるようにしましょう。鉢植えのときは、市販の草花用培養土か赤玉土6、腐葉土3、軽石1の割合で混ぜたものに植えます。
カラミンサの植え付け時期は、3月~4月、9月~11月です。
鉢から取り出したら、土を落として根の部分をほぐします。カラミンサを地植えにしている場合は、土をしっかり耕してから植え付けをします。鉢植えの場合は、最初に入っていたものよりも一回り大きなものに植えます。
カラミンサの苗は、枝が多いものを選んでください。茎がヒョロヒョロと伸びているものがあるのは避けましょう。
カラミンサの植え替え時期も植え付けと同じく、3月~4月、9月~11月が適期です。
鉢植えで育てる場合は、株が大きくなってきたら植え替えをします。いままでより大きな鉢に植え替えるか、お庭があるなら地植えにしてもよいでしょう。植え付けをするときと同じように、古い土を落として根の部分をほぐしてから新しい土に植えます。
種から増やすときは、発芽するまでは乾燥に注意しましょう。花が終わって茶色くなったらすぐに採取します。なお、カラミンサはこぼれ種でも増やすことができます。
カラミンサの挿し芽に適している時期は、6月か10月です。太くしっかりと生えている茎を選んで切ります。挿し芽専用の土に入れて2~3週間して発根が確認できたら鉢に移します。
大きく育った株は、分けて増やせます。株分けは新芽が出る3月~4月が適しています。
カラミンサの新芽が出る3月~4月に、短く切り戻すと花付きがよくなります。
また、6月頃に一度茎を短くし花がらを取り除きます。茎や葉で混み合っていると湿気が原因で根腐れを起こすこともあります。
ハーブや草花を育てるときはアブラムシやハダニといった害虫が気になりますが、カラミンサは虫が付きにくい性質です。しかも病気にも強いので、育てやすいハーブといえます。
日当たりの良い場所で栽培し、肥料の与え過ぎに注意をすれば、大きく育てられます。
花の時期が5月~11月までと長いカラミンサは寄せ植えに最適なハーブです。
カラミンサと組み合わせるのに適しているのは、耐寒性があるものです。レモンバームやフェンネルといった湿気にも強いものが向いています。
今回は、カラミンサの育て方と寄せ植えのやり方についてご紹介しました。カラミンサは、園芸初心者にも育てやすいハーブです。
カラミンサの葉は「ハーブティー」や「料理」に使えます。寄せ植えの鉢をキッチンに置くのもおすすめです。自宅の室内やお庭、ベランダで育てて、かわいらしい花を楽しんでみてくださいね。
※トップ画像はyorimichi*さん@GreenSnap
GreenSnap編集部