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ガジュマルは、幹がぽってりと膨らんだ姿が独特の観葉植物ですね。ガジュマルはとても丈夫な植物なので、水耕栽培でも育てられます。水耕栽培に使用するハイドロカルチャーは土ではないため、室内でも清潔に保ちながら、見た目もおしゃれな観葉植物を作れますよ。
今回はガジュマルを水耕栽培で育てる方法や育て方をご紹介します。
沖縄では、ガジュマルには「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿ると伝えられています。キジムナーが気に入った家は繁盛すると言われ、ガジュマルは「多幸の木」や「幸運の木」とも呼ばれています。
ガジュマルはとても丈夫な植物なので、土よりも養分の少ない水耕栽培でも育てられます。販売されているときは土に植えられていることが多いので、植え替えの際にハイドロカルチャーに植え替えて育ててみるのはいかがでしょうか。
ハイドロカルチャーで植物を育てると、植物の生長は緩やかになるため、植物をあまり大きく育てたくない時にも適しています。
土植えのガジュマルを水耕栽培に植え替えたら、1週間ほどは日陰で休ませてあげましょう。1週間ほど経てば、水耕栽培用の根が生えてきます。植え替えた直後は根に傷がついている可能性があるので、強い光に当てないことが大切です。
植え替え後の休憩ができたら、日のあたる窓辺に飾るのがベストです。ガジュマルは熱帯の植物なので、暖かい場所と日光を好みます。ハイドロカルチャーでは、直射日光に当てすぎると根が蒸れてしまうため、レースカーテン越しの窓際に置いてあげましょう。
ハイドロカルチャーでは、根腐れしないように水やりの頻度を調整することが大切です。根腐れさせないためのポイントは、水に浸かっている根を空気に触れさせて呼吸させてあげることです。
ハイドロボールには無数の細かい穴が空いており、穴の中に水を貯め込んでいます。水がなくなっても完全に乾燥することはないので、容器の底に水がなくなってから2〜3日待ってから水を与えてあげましょう。
土と異なり、ハイドロカルチャーには養分ありません。ハイドロカルチャーに植え替えた植物の生長はゆるやかになります。大きく生長させたい場合は、ハイドロカルチャー用の肥料を与えてあげましょう。
春〜秋の生長期には、月に2回程度肥料を与えてあげましょう。生長が止まる冬には肥料は与えなくて良いです。
冬場はガジュマルの生長が止まります。冬になれば温度が安定している室内や、昼間は日差しのさす暖かい場所に置いてあげましょう。
ガジュマルは気温が5度以下になると、葉が黄色くなり枯れ落ちます。特に窓際に置く際には注意しましょう。また、寒い時期には霜に触れさせないように注意しましょう。
ハイドロカルチャーは植物の新陳代謝で発生した老廃物が鉢底に溜まってしまう性質があります。そのため、1年に1度はハイドロボールと根くされ防止剤の入れ替えを行いましょう。植え替えの時期と同じく、5月〜6月に行うのが適しています。
ハイドロカルチャーには様々な種類があるので、ガジュマルの雰囲気を生かしながらおしゃれな観葉植物を演出することができますよ。お好みの容器とハイドロカルチャーの組み合わせで、ガジュマルの生長を楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部