warning
error
success
information
人気のテラリウムにも使われる苔は、コケリウムという言葉が生まれるほど、苔は人気な植物です。
このページでは、苔の育て方の基本をご紹介しています。苔は種ではなく胞子で増える植物ですが、どうやって植え付けて増やすのでしょうか。これから苔を育ててみたい方はぜひご参照ください。
苔と一言でいってもさまざまな植物があります。苔は植物1つの呼称ではなく、コケ植物に分類されるものの総称です。
苔は胞子で繁殖する植物で、苔はとても種類が多く、2万種近くあると考えられています。さまざまな場所で自生することが可能で、温暖な地域はもちろんのこと、熱帯地域や高地でも見られます。
自然界の苔は自然に発生しますが、自宅で楽しむ場合は植える必要があります。植え方は2パターンあり、張り苔法と移植法です。
張り苔法とは、シート上にした苔を土に押しつけて固定させる方法です。かんたんな方法なので初心者の方におすすめです。張り苔法はシート状の苔を押しつけるだけなので、均等に植え付けられ、見た目も綺麗に仕上がります。
苔の移植法は数本にまとめた苔を土に差し込むようにして植える方法です。植物の挿し木と同様の感覚で植えつけられます。移植法は張り苔法と比べると、手間がかかりますが、移植法ならしっかりと土を植え付けられるので、苔をしっかりと定着する特徴があります。
苔を植え付けたら最初の2ヶ月はとくに気をつけて水やりをしてください。乾燥しないように数日に2~3回は水やりをしていきます。
苔はすでに紹介したように、胞子で増える植物です。花が咲いて種が採取できるわけではないので、増やし方は少し独特です。ここでは、苔の増やし方をご紹介していきます。
植え付け法でご紹介した張り苔法で増やすことが可能です。育てていた苔をシート状にして、別の場所に用意した土に張り付けてください。
苔を小さくほぐしてそれを種のようにして土にまく方法です。少量の苔でも増やすことができて、地面に苔をまくことも可能ですが、風で飛ばされることがあるため、保水性のよい土を入れたトレイで発芽させてから植えると良いですよ。
移植法は、まず苔を小分けにすることから始めます。小分けにした苔を土に直接植えて増やす方法が移植法です。
苔の日当たり、温度、湿度をご紹介していきます。
苔は基本的に暗い場所で自生します。日当たりですが、直射日光が長く当たる場所では苔が傷みます。しかし、ずっと室内で育てていると、苔が蒸れてしまうことがありますので、3日に1回は日に当たるようにしてください。レースのカーテン越しなどで育てると良いですよ。
苔というとジメジメした場所に生えるイメージがありますよね。湿度は高いほうが苔は向いています。あえて加湿器を使用する必要はありませんが、乾燥してきている場合は水やりをしてください。
苔は25度前後を好みます。5度以下になると苔の生長が悪くなるのでご注意ください。寒い屋外で育てている場合は室内に移しましょう。
苔は乾燥を嫌いますので、水やりをしてください。表面を触って乾燥していたら水やりをしましょう。3日に1回の頻度で水を与えると良いですよ。
長く室内で育てていると、風通しが悪くなり、蒸れてしまうことがあります。蒸れたままになると虫が湧いたり、傷んでしまうことがあるので通気性には気をつけてください。適度に外に出すか、部屋の換気をすると良いですよ。ときどき触って乾燥していないか、苔が変色していないかをチェックしましょう。
苔を植え付けたばかりの頃は乾燥させずに水を切らさないように注意してください。夏場は、苔が蒸れやすくなりますので、水やりは日が落ちてからにしましょう。
植え付けてから2ヶ月が過ぎた後は、様子を見ながら水やりをします。苔が乾燥して色が変わってきたら水やりをしてください。
乾燥していないか、蒸れていないか、変色していないか、こまめにチェックすることが重要です。
苔はかわいい見た目をした植物です。水に濡れてつやつやしている苔の様子はきれいにも見えますよね。苔を土に直接植えるのもおすすめですが、テラリウムにして楽しむのもインテリアとしていいですよ。
苔は乾燥や蒸れにだけ注意すれば、初心者の方にも育てやすい植物なのでぜひお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部