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サボテンは、水やりの手間が少ないことや、そのかわいらしい姿も相まって、近年人気のインテリア植物です。その一方で、1〜2年経った頃に枯れてしまったという失敗の声がよく聞かれます。サボテンが枯れるのを防ぐためにも、サボテンを定期的に植え替える必要があります。
今回はそんなサボテンの植え替え時期や方法のほか、土のつくり方や鉢選びのポイント、植え替え後の水やりの仕方などについても詳しくご紹介します。
鉢植えで栽培するサボテンは、1〜2年おきに必ず植え替える必要があります。なぜなら株の生長とともに、徐々に鉢が窮屈になってしまうためです。さらに時間の経過とともに水はけも悪くなるので、根腐れを引き起こす可能性もあります。
土中の栄養を補給するためにも、定期的にサボテンを植え替えるようにしましょう。
サボテンを植え替えるタイミングは、鉢に対してサボテンが大きすぎる場合や、鉢底からサボテンの根が飛び出している状態を目安にしてください。さらに、水やりをしてもなかなか水が土に染み込まない場合も、水はけが悪くなっている証拠なので、新しい土に植え替えましょう。
サボテンの植え替えする適期は、生育期直前の3〜4月です。この時期に植え替えることで、サボテンが負ったダメージの早期回復が見込めます。
サボテンは乾燥を好む植物なので、水はけと通気性のよい土を用意します。「赤玉土小粒6:腐葉土2:川砂2」の割合で混ぜた配合土がおすすめです。
または、市販の多肉葉植物やサボテン用の培養土を使用してもよいです。
サボテンを植え替えするときは、株より一回り大きな鉢を用意します。植え替えあとに根が伸びるスペースが確保されていることが大切です。
株に対して二回り以上も大きい鉢を使用すると、サボテンの根に必要以上の水分をあたえることとなり、根腐れの原因となってしまいます。
サボテンを植え替えで失敗しないためには、1週間前から、水やりをストップして土を乾燥させておくことが大切です。こうすることで、植え替えするとき鉢から株を抜きやすくなり、株への負担を最小限に抑えられます。
サボテンは植え替え直後に水やりをすると、整理した根が水を吸収しきれず、根腐れを起こしてしまう可能性があります。植え替えから1〜2週間たってから水やりをしましょう。
サボテンは植え替え直後に直射日光が当たると、枯れてしまうおそれがあるので、植え替えから1〜2週間は半日陰で管理します。どうしても日陰に移動させられないのであれば、キッチンタオルや新聞紙でサボテンをおおってあげましょう。
細かい粒状の土の場合、サボテンが抜きにくいことがあります。そんなときは、水を張ったバケツに5分間、鉢ごと沈めて、土を湿らせましょう。こうすることで、土が柔らかくなり、株を抜きやすくなります。
黒く変色した茎は枯れてしまっているので、植え替えの際に取り除いてしまいます。枯れた茎の切り口から腐るのを防ぐため、しっかり乾燥させてから植え替えしてください。
サボテンは、普段のお手入れこそあまり必要ないものの、植え替えには注意が必要です。最初は焦らずゆっくり作業することをおすすめします。いずれは慣れて、植え替えるたびにサボテンの生長を楽しめるようになりますよ。
GreenSnap編集部