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サボテンの胴切りは、根腐れしてしまったサボテンや、徒長したサボテンの仕立て直しをするときに使うお手入れ方法です。大切に育てたサボテンがトラブルにあったとき、胴切りをすることで復活もできるので、ぜひ試してみましょう。
今回はサボテンの胴切りについて、発根させるコツなどをふまえつつ、詳しくご紹介します。
サボテンに胴切りが必要になるのは、根腐れを起こしてしまったときや、胴体が細長く伸びてしまったときです。
これらを放置したままにすると、やがてサボテンが枯れたり、栄養が行き渡らず病気につながってしまいかねません。そんなときに胴切りすることによって、根腐れした組織を切り離したり、適度な大きさに切り戻すことで、サボテンを再び元気に生長させられるのです。
サボテンの胴切りは暖かく湿度の低い時期、春や秋の晴れた午前中に行います。この時期のサボテンは生育期であることから、胴切りしたあとに発根しやすいのです。
土づくりを終えたら、いよいよ胴切りをしていきましょう。サボテンのトゲで怪我しないように、厚手のゴム手袋を装着したうえで作業してください。
サボテンを胴切りしてから、根付くまでの2〜3週間は水やりを控え、カビが生えないように風通しのよい半日陰で管理します。根付いたことを確認したら、水をたっぷりあたえましょう。そのあとは季節に合わせた水やりをしていきます。
サボテンを胴切りしたあと、カビが発生した場合、それは断面が生乾きだったことに原因があります。サボテンを胴切りするときは、風通しの良い日陰において、断面をしっかり乾燥させことがとくに大切です。
サボテンの胴切りは、サボテンを増やしたいときにも使える方法です。根腐れや徒長をしてない株でも、増やしたいサボテンがあれば、子株をピンセットでとり、挿し木や胴切りと同じ方法で植えましょう。切り口をよく乾燥させることを忘れないでください。
胴切り自体は決して複雑な作業ではありません。しかし胴切あとにしっかり乾燥させられるかどうかが、サボテンの生長に大きく関わります。それさえ乗り越えてしまえば、持ち前の生命力で元気よく育ってくれますよ。
GreenSnap編集部