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朝顔(アサガオ)といえば、小学生の夏休みに宿題として出される定番のお花ですよね。初心者でも育てられる生命力の強いアサガオなら、涼しげでステキなグリーンカーテンも簡単につくれてしまいます。
グリーンカーテンとは、蔓(ツル)性の植物をネットなどにはわせてつくる、自然のカーテンのことです。アサガオはもちろん、ゴーヤやきゅうり、ヘチマなど、蔓性のいろんな植物でつくることができますよ。
グリーンカーテンがある場合、ないときと比べて、窓際の温度は10度程度涼しくなるともいわれています。夏場のエコな暑さ対策にもおすすめです。
朝顔のグリーンカーテンをつくるときは、生育旺盛で葉も密集する「西洋アサガオ」がおすすめです。
「西洋アサガオ」には、ヘブンリーブルーやフライングソーサー、曜白朝顔などの品種があります。
アサガオは風通しと日当たりのよい場所を好むため、グリーンカーテンはそれに適した場所を選ぶと良いでしょう。
朝顔のグリーンカーテンをきれいにつくるコツは、ネットの張りが安定していることにあります。ネットが緩んでしまうと、スカスカのグリーンカーテンになってしまうので、ネットは支柱にしっかり固定してあげましょう。
つくりたい朝顔のグリーンカーテンの高さを決め、支柱をそれに合わせて立てます。このとき、支柱は最低でもプランターの両端に2本立ててください。必要であれば、真ん中にもう1本足しても良いでしょう。
支柱がたったら、そこにネットを張っていきます。また、ネットと壁や手すりなどもワイヤーでしっかり固定しておきます。
アサガオは春すぎの気温が暖かくなってきた頃に種まきをします。種が発芽するまでは、朝夕の2回ほど水やりをし、土が乾燥しないように気をつけてください。
アサガオの種まきは5月中旬から下旬がおすすめです。とはいえ、十分暑い日がつづいているならちょっと早めでも大丈夫!
アサガオの種は皮が硬いので、傷をつけて芽を出しやすくする、芽出しという作業をしてから水につけます。写真の通り、種のへその反対側をヤスリなどでちょっと削ってください。
育苗ポットなどに、2cmくらいの深さで植えていきます。このとき種が丸まっている面を上に植えていくと、綺麗なふたばが開きます。種まき後は、土が乾かないように水をあげておくと、1週間くらいで発芽しますよ。
その後もぐんぐん伸びて、中でも元気でたくましい8株をプランターに植え替えしたそうです。植え替えは本葉が3、4枚はえたくらいが目安!ネットはダイソーで購入したものだそうです。
成長のポイントは摘心をすることです。本葉が6、7枚になったら、蔓の先端を切り落とすと、脇芽がのびてどんどん成長していきます。
摘心をしたおかげか、ネットの高さが足りないくらいに成長したようですね!ちなみにアサガオは左にむく習性があるので、蔓を誘引するときは左方向へ巻いていくといいですよ。
ネットの網目にそってジグザグに誘引すると、ムラのないグリーンカーテンができます。
色とりどりアサガオの花が咲いて、より涼しげなグリーンカーテンとなりました。1日でしぼんでしまうのがもったいないですが、次々咲かせてくれるので楽しめます。咲き終わった花がらは摘んでおきましょう。
8月ごろからふくらんできた緑の果実も、9月にはカラカラに乾いてきます。このくらい茶色く乾いたら、切り取って、中の種を採取しましょう!来年もたくさんのアサガオを楽しめますよ。
アサガオのグリーンカーテンは、花がつくと見た目にも涼しげでステキですよね。他にもゴーヤとミックスして植えてみたりして、収穫を楽しむのもアリですね!みなさんも、今年はグリーンカーテンに挑戦して、エコにおうち時間をすごしてみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部