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釣鐘のような花がかわいらしいカンパニュラは古くから愛されてきた花で、花言葉の意味からも贈り物としても人気の花です。
今回は、カンパニュラの花言葉や種類などを紹介していきます。
カンパニュラの花言葉は「誠実」、「感謝」、「節操」です。
カンパニュラはヨーロッパで古くから栽培されてきました。キリスト教が主体となる地域なので、鐘といえば教会の鐘を指します。そのため、教会の教えに由来してこの3つの花言葉がつけられたといわれています。
また、「思いを告げる」といった意味もあるそうなので、プレゼントにピッタリな花言葉ですよね。
ラテン語で小さな鐘を意味する「campana」を語源としています。文化と時代が違えど、人間はこの花姿を見ると誰もが鐘のようだと思ってしまうのが面白いですね。
またカンパニュラはギリシャ神話にまつわるともいわれています。
カンパニューラと呼ばれた美しい精霊は、オリンポスの果樹園にある黄金のりんごを守っていました。ある日、一人の兵士が黄金のりんごを盗もうとしたため、銀の鈴を鳴らしてカンパニュールは助けを呼びますが、助けは来ずに兵士によって命を奪われました。
慈悲深い花の女神であるフローラは、カンパニュールの死を悼み、鐘の形をした花のカンパニュラにその姿を変えたそうです。この神話になぞらえ、カンパニュラには「守れなかった命」という意味もこめられいるそうです。
カンパニュラの多くは釣鐘状の花を咲かせ、紫や白、ピンクなどの色をしています。
日本には明治時代に渡ってきて、風鈴草などの別名も花の形からつけられました。
和名では「釣鐘草」や「風鈴草」と呼ばれるカンパニュラは、北半球の温帯地域に約300種ほど自生するキキョウ科の花です。
主に釣鐘草や風鈴草と呼ばれるものは「カンパニュラ・メディウム」とよばれる種類になります。
ほかにホワイトベビーと呼ばれる「カンパニュラ・コクレアリーフォリア」や「ホタルブクロ」、ゲットミーとまたまた変わった品種のある「カンパニュラ・ポシャルスキアナ」と続きます。
ポシャルスキアナは学名であり、通り名は「カンパニュラ・アルペンブルー」と呼ばれているので、こちらの方が知っている方も多いことでしょう。
「カンパニュラ・メリーベル」は種間交雑によって生まれた品種で、花期が長く従来よりも強い性質を持っています。
また、外側に花びらが開く品種は「カップアンドソーサー」と呼ばれ、カリカンセマという変種になります。
フラワー風水でカンパニュラの紫を取り入れてもよいでしょう。紫は直感やひらめきなどの色になるとされています。黄色い花と組み合わせて家のちょうど中央に飾ると、上昇志向で取り組めます。
カンパニュラの花は「感謝」や「誠実」などの花言葉から、恋人や恩人などへの感謝の気持ちを伝えたい人に贈る花として人気です。
夏の暑さには弱いですが、近年では改良も進んでいるので、育てやすい品種も出てきています。
自身で育てたカンパニュラを花束にして贈ってみましょう。
GreenSnap編集部