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藤は藤棚に房が流れ咲き、日本のゴールデンウィーク頃咲き誇る、5月を代表する花です。古くから日本でも親しまれてきました。藤の名所も多く、5月に藤まつりを開催している場所も多いですよね。特に、「牛島の藤(埼玉県春日部市)」「春日野の藤(奈良春日大社)」「野田藤(大阪府福島区)」は、日本三大名藤と言われ、季節になると多くの観光客が訪れます。近年夜のライトアップで、足利フラワーパークも人気のスポットになっています。
今回は、藤の花言葉を中心に、特徴などご紹介します。
藤の全般的な花言葉は「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」「忠実な」という意味を持ています。女性を象徴する藤の通り、花言葉にも女性的な意味が多くあります。
藤の花の姿が、頭を下げ、美しい姿でお客様をもてなそうという気持ちを連想するところから来ています。
ここでは、色別の藤の花言葉をご紹介します。
「可憐」「歓迎」「恋に酔う」という意味があります。
白藤は、古い時代から、歌にも詠まれた優雅な花です。
「君の愛に酔う」という意味があります。
花が連ねて咲く様子から、愛が深まっていく様子を表しています。
藤には全般的には怖い意味の花言葉はありません。
ただ、受け止め方によっては、重く怖い意味になる場合もあるようです。
樹齢が長く、フジという言葉の響きが「不死」と近い聞こえ方をするため、縁起が良いと言われています。しかし、「不治の病」を連想してしまう受け止め方もできてしまうため、病気の人へ送るには縁起が悪いと言えます。
[別名]雪中花(和名)
科・属:マメ科フジ属
性質・分類:つる性、落葉木本。
原産地:日本(固有種)、アジア、北米、ヨーロッパ
出回り期:4月~5月(最盛時期は5月)
開花時期:4月~5月(花持ち期間は5~14日程度)
用途:藤棚、鉢植え、庭木、盆栽
マメ科らしい、蝶の様な形をした紫色や白色・薄紅色の小花を、ぶどうの房状に咲かせる藤の花。花房からは甘い香りがします。
樹齢もとても長い植物です。日本最古の藤は、埼玉県春日部市「藤の牛島」にある樹齢1200の藤が有名です。
日本原産のつる性の落葉低木で、「ノダフジ(野田藤)」や「ヤマフジ(山藤)」など、様々な種類が存在します。古くから和歌や短歌などでも主題とされる植物です。
藤は4月から5月に見ごろになりますが、品種や場所によって多少の違いがあります。
ここでは藤の代表的な種類をいくつかご紹介します。
白い花を咲かせる品種です。房が長いのも特徴です。
紫やピンク色の花を咲かせる品種です。
花の房の長さが1メートルになるものも御座います。右巻きで蔓を巻き付けるのが特徴です。
ノダフジとは反して蔓は左巻きです。西日本~九州エリアで分布しています。
万葉集、金槐和歌集、源氏物語だけでなく、藤の花を詠んだ俳句や短歌は、とても多く残されています。
また、日本に多い苗字として、藤田・佐藤・加藤・伊藤など、藤が付く名字が多いです。これは、平安時代に栄華を極めた藤原氏の影響と言われています。藤は、名門藤原氏のゆかりの漢字でもあるのです。
この様に、日本の文化と密接に結びついた藤の花。花言葉を選んで、是非プレゼントしてみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部