warning
error
success
information
シャクヤク(ピオニー)は日本では「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」といわれ、女性の美しさを形容するほど、可憐で美しい花です。根は漢方薬として、花は結婚式のブーケなどにもよく利用されます。ここでは、そんなシャクヤクの花言葉の意味や由来を、色別にも分けて詳しくご紹介します。
「恥じらい」という花言葉は、花びらが夜に閉じる性質から、女性が恥ずかしがっている様子に例えられたことに由来したといわれています。
「はにかみ」「謙虚」といった花言葉は、イギリスのはにかみ屋の妖精が、恥ずかしがって芍薬の花びらに隠れたときに、花びらが同じように赤くなったという伝承に由来したとされています。
ピンクや白のシャクヤクの花は、女性らしいかわいい印象を与える花言葉がついているため、ウエディングブーケなどにもよく使われています。
前述にもありますが、紫色のシャクヤクの花言葉には、「怒り」「憤怒」といった少し怖い意味がつけられています。
ただし、シャクヤクは全般的には女性の美しさや奥ゆかしさ、満ち足りた心の意味がありますし、ウエディングでも利用される花です。花言葉を贈る際は、唯一花の色にだけ注意しておけばよいでしょう。
シャクヤクの原産地は、アジア大陸北東部(中国北東部やモンゴル、朝鮮半島北部など)で、ボタン科の植物です。ピンク、白、赤、黄、オレンジ、青、紫など様々な色の花を咲かせます。
夕方になると花びらを閉じる性質があります。そのほか、花の匂いが強いという性質もあり、海外では「5月のバラ」とも呼ばれています。
シャクヤクの名前の由来は、中国からやってきたときの漢字「芍薬」をそのまま音読みにしたことが由来しているといわれています。別名では恵比寿草(えびすぐさ)、恵比寿薬(えびすくすり)とも呼ばれることもあります。
シャクヤクは大きく分けて、「和芍薬」と「洋芍薬」の2種類に分類されます。茶華としては100種類を超えています。
「和芍薬」は、茎1本に1輪の花を咲かせ、「一重咲き」や「翁咲き」があります。ジャパニーズタイプともいわれています。
一方の「洋芍薬」は、1本の茎から枝分かれして、いくつかの花を咲かせます。「手まり咲き」や「バラ咲き」があり、花びらが多いのも特徴です。
シャクヤクには「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という諺がある通り、美女の美しさを例えることができます。紫色にだけは気をつけて、ぜひ一度花言葉と共に贈ってみませんか?
GreenSnap編集部