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ヒヤシンスはチューリップやスイセンと並び、春の花壇を代表する秋植え球根です。ボリュームがありながら端正な花姿と、青葉を思わせるような瑞々しく爽やかな香りが特徴で、その香りは「グリーンノート」と呼ばれ親しまれています。
ヒヤシンスは水耕栽培でも育てられるので、インテリアグリーンとしておしゃれに楽しむ方も多い植物です。この記事では、ヒヤシンスの花言葉を中心に、西洋での意味や、種類・品種などについてご紹介します。
ヒヤシンス全体の花言葉は、「スポーツ」「遊び」「ゲーム」「悲しみを超えた愛」です。ヒヤシンスは花色ごとに花言葉が異なります。
ヒヤシンスは、ギリシャ神話に登場する美少年・ヒュアキントスの話が有名です。この話は、花の名前の由来にもなっています。
ヒヤシンスの花色は赤、ピンク、紫、白、青、黄、オレンジなど花色が豊富にあり、色別によって異なる花言葉が存在しています。また、西洋における花言葉の意味も、色別で若干異なります。
ここでは、色別のヒヤシンスの花言葉の意味を、西洋での意味と合わせてご紹介します。
ヒヤシンスは、日本と西洋で花言葉が異なります。贈る人や場所によって花色を考えると良いでしょう。
ヒヤシンスは、1本の茎に甘い香りの花をたくさん咲かせます。
秋植え球根だけでなく、春には切り花としても出回るため、切り花では日々成長し姿を変える特徴が人気があります。切り花としても、球根の栽培としても楽しみたい植物です。
花壇や鉢植えの場合は球根選びにそこまでこだわらなくても大丈夫ですが、水耕栽培にする場合はなるべく大きな球根を選ぶと良いでしょう。
鉢植えの球根は、数年植えっぱなしでも毎年花を咲かせます。花が咲いたあとに、葉を残しておくと球根に養分がたまり、毎年楽しむことができます。
ヒヤシンスは、12月11日、1月7日、3月4日の誕生花です。秋植え球根で、春に花を咲かせるヒヤシンスをプレゼントするのも素敵ですね。
あるところに、スポーツや遊びが得意な「ヒュアキントス」という美少年がいました。少年は、太陽神・アポロンと西風を司る神・ゼピュロスというふたりの神に愛されていましたが、少年の浮気性で気まぐれな性格が災いし、ゼピュロスとは距離が離れていきます。
ある時、ヒュアキントスはアポロンと円盤投げを楽しんでいました。ふたりの仲のよさを見て嫉妬したゼピュロスは、強風を吹かせて意地悪としてしまいます。
すると強風に煽られて円盤の軌道が変わり、ヒュアキントスに円盤が当たって亡くなってしまいした。この時流れたヒュアキントスの血液から美しいヒヤシンスが咲いたことが、花言葉の由来となっています。この「円盤投げ」のエピソードが、「スポーツ」「遊戯」などの花言葉にも通じているようです。
ヒヤシンスの名前と花言葉の由来は、ギリシャ神話の美青年であるヒュアキントスが死んでしまった際に流した血が、ヒヤシンスになったことに由来しているといわれいます。
ヒヤシンスは、地中海〜イラン、トルクメニスタンにかけて自生し、オスマン帝国の時代にイスタンブールに移植されたといわれています。その後、ヒヤシンスはヨーロッパに広まり、1863年に日本にも伝来しました。
普段よく目にするヒヤシンスの品種は「ダッチ系」という種類で、花数が多い品種になります。これとは別に「ローマン系」という種類もあります。ここでは、ヒヤシンスの種類をご紹介します。
ダッチ系ヒヤシンスは、1本の茎に小さな花を連ねるように咲かせます。花数が多く、単体でも楽しめます。花色も様々なバリエーションがあります。主にオランダで品種改良が重ねられたことが、ダッチ系と呼ばれる由来です。
ローマン系ヒヤシンスは、フランスで品種改良された種類です。ダッチ系に比べると、花数少なく草丈も短い、草花のような姿の種類です。
植えっぱなしでもどんどん分球していくのがローマン系との違いの一つです。毎年花を楽しむことが出来るので、庭植えで楽しむのが良いでしょう。
ギリシャ神話の愛と悲しみの物語から誕生したといわれるヒヤシンスではすが、現在では春の訪れを感じさせる春の花壇を代表する人気の花です。
恋心を表す花言葉も多いので、気持ちを寄せる方へのプレゼントに贈るのはいかかでしょうか。アレンジメントとして使用しても一輪でも、華やかさな見た目と爽やかな香りで気持ちのこもった贈り物になるでしょう♪
GreenSnap編集部