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夏を代表する花として知られている朝顔(アサガオ)は、昔から根強い人気を誇っている園芸植物です。日本朝顔から西洋朝顔まであり、花色や模様もバリエーションに富んでいます。そんな朝顔の花言葉についてご紹介します。
朝顔は、日本で古くから親しまれている夏の代表格の花です。江戸時代には朝顔が大流行し、新たな品種の作出を競い合っていたといわれてます。
支柱などを立てて、伸びたツルを絡ませて育てるのが一般的ですが、ツルが伸びないタイプの品種も存在します。また、白色や青色、ピンク色などの花色のほかに、筋状の模様が入っている花色もあり、バリエーションが豊富なのも特徴です。
朝顔は1日花なので、午前中に咲いた花は午後になるとしぼんでしまいますが、翌日には新たな花が咲いていきます。花が咲いた後にできた種を採取して翌年の春に種まきをすれば、その年も楽しむことができます。生育が旺盛なので水切れに注意する必要がありますが、初心者でも育てやすい花です。
朝顔は花の色別に花言葉がありますが、全般的な花言葉としては、「明日もさわやかに」「結束」「愛情の絆」「私はあなたに絡みつく」などあります。
「明日もさわやかに」「結束」「愛情の絆」は、ポジティブなイメージの花言葉ですが、その一方で、さわやかなイメージの朝顔からは連想し難く、少し怖い印象なのが「私はあなたに絡みつく」の花言葉です。
これらの花言葉には、どのような由来があるのか見ていきましょう。
「明日もさわやかに」「私はあなたに絡みつく」「結束」「愛情の絆」は、どれも朝顔の性質に由来している花言葉です。朝顔はその日に咲き終わっても、翌日にまた新たな花が咲いていくため、「明日もさわやかに」という前向きなイメージの花言葉がつけられています。
そして、朝顔は支柱などにツルをしっかりと巻きつけて伸びていく性質の花です。その様子を「結束」「愛情の絆」と表しています。
また、朝顔のツルは、巻きつけることのできる支柱のようなものがないと、ツルの先端が枯れてしまうことがあります。つまり、何かに絡めながらでないとツルは伸びていかれないということです。このような性質から、「私はあなたに絡みつく」という少しゾッとする花言葉が生まれたのです。
朝顔は花色によっても、その花色らしい素敵な花言葉があります。
白色の朝顔の花言葉は、「固い絆」「溢れる喜び」です。「固い絆」の花言葉も「結束」や「愛情の絆」の花言葉と同様、支柱がツルに巻きつく性質にちなんでおり、固い絆のようだとしてつけられました。また、純白の花色から「溢れる喜び」と連想できるのも頷けます。
ピンク色の朝顔の花言葉は、「安らぎに満ち足りた気分」です。ピンク色は興奮を沈める色、攻撃的な気持ちを和らげる色といわれています。そのような色の特質と、優しい花のイメージから名づけられたとされています。
青色の朝顔にの花言葉は、「はかない恋」「短い愛」です。朝顔の花は、朝に咲いても午後になるとしぼんでしまいます。そのはかなげで短命な花の様子を表しているのです。
赤色の朝顔には、「はかない情熱的な愛」の花言葉があります。情熱的な色として知られる「赤」と、朝に咲いても昼にはしぼんでしまう花のはかなさが合わさってつけられたとされています。
紫色の朝顔には、「冷静」「平常」の花言葉があります。明確な由来のストーリーなどは特にありませんが、色彩心理学において紫色には「心身のバランスを整える色」「心を落ち着かせる色」とされています。そのため、このような花言葉がつけられたのではないかと考えられています。
一方、多年草の朝顔は6月から11月ごろまでが開花時期です。そのため、霜が降りるころまで長く花を楽しめます。また、花は朝から夕方まで咲きます。
朝顔は大きく分けて、日本朝顔と西洋朝顔があります。どちらもさまざまな品種があります。
朝顔は地植えや鉢植えのほかに、品種によっては緑のカーテンとして利用しながら花を楽しむこともできます。さまざまな色の花を咲かせる朝顔を育てて、花言葉と共に楽しんでください。
※トップ画像はチビクロさん@GreenSnap
GreenSnap編集部