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アボカドは「森のバター」とも呼ばれ、栄養が豊富に含まれていることから日本でも人気がある果実です。日本では見かけることが少ないかもしれませんが、アボカドの樹木は地植えはもちろん鉢植えでも育てられます。
アボカドの剪定時期や方法、剪定後の手入れなどについて紹介していきましょう!
アボカドはクスノキ科ワニナシ科に分類される常緑高木で、鉢植えの場合は樹高1~2m程度ですが地植えでは約20mまで生長することが多いです。
剪定することでアボカドの樹木が大きくなり過ぎることを予防できるだけでなく全体の量も減らせるので、樹木の健康を維持できます。
また、アボカドは生長力が強いため、そのまま放置しておくとすぐに大きくなってしまい全体の風通しが悪くなります。
風通しが悪いと光合成ができなくなってしまい、生長の妨げになってしまいますよね。その状態が続くと見た目が悪くなるだけでなく炭そ病などの病害虫にかかりやすくなってしまい、最終的には枯れてしまうこともあります。
密生している部分があれば、風通しをよくするためにも剪定が必要といえるでしょう。
アボカドの剪定に適切な時期は3~5月頃で、春~秋にかけて生育期のためこの時期に剪定することでダメージの回復も早いです。
アボカドは耐寒性がないため、冬の時期に剪定することは避けるようにしましょう。
アボカドの剪定には「摘心(てきしん)」と「透かし剪定」という2種類の方法があり、摘心とは植物の先端を摘み取る作業のことです。この部分を摘み取ることで植物の生長を止めることができるので、清潔な剪定バサミを使って先端部分を育てたい高さの位置で切り落としましょう。
一方、透かし剪定とは密生している枝や葉の部分を切り落とすことで、風通しをよくしていきます。枯れてしまった枝や葉などを重点的に取り除き、下向きなどの枝も剪定しましょう。
剪定した枝は挿し木として使用できるため、切り落とした枝を挿し木の時期まで保管しておくことをおすすめします。挿し木する場合は剪定した枝をしばらく水に漬けておき、その後土に挿すことで樹木として生長していきます。
アボカドは日当たりがいい場所を好むため、剪定後も鉢植えであれば日が当たる場所で管理して室内であれば窓際に置くことで育ちやすくなるでしょう。
アボカドの剪定は難しくありませんが、剪定を成功させるためには適切な時期と剪定する部位を選ぶことが大切です。
アボカドは剪定に適切な時期があり、それ以外の時期に剪定してしまうと新しい枝や花芽なども切り落としてしまう場合があります。そのため、剪定は必ず適切な時期に行うようにしましょう。
また、アボカドの剪定には摘心と透かし剪定があり、目的もそれぞれ異なります。摘心はアボカドの先端部分を摘み取り、透かし剪定では枯れている枝や下向きの枝などを切り取ってください。
2種類の剪定を実施することで、アボカドを適切に管理することができるでしょう。
温暖な気候を好むアボカドは、国内では和歌山県や静岡県などで生産されています。実がなるまでは約5~6年かかることが多いですが、ご自分で育てて実がなれば達成感と喜びが一層増すことでしょう。
アボカドは多年生植物なので、毎年実を付けることができるので収穫も楽しみですね。
アボカドを育てている方は、機会があれば剪定して挿し木に挑戦してみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部