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バラの華やかなイメージにぴったりですよね。また、バラの花言葉は非常に多く、花色や本数によって違い、花の形、状態、組み合わせ、など諸条件によってより具体的な意味のものに変化します。今回は、世界中の人々を魅了するバラの花言葉と、種類・品種を紹介していきましょう。
世界中で愛されているバラ全般の花言葉は、恋愛に関するロマンティックな意味を持つものが多いです。
「愛」や「美」という花言葉は、バラが昔から愛の象徴とされていて、愛する人へ気持ちを伝える花として扱われてきたことに由来しているとされています。
バラの花色は赤、ピンク、オレンジ、黄、白、青、紫、緑、茶、複色など、とても豊富です。そんなバラには、花色ごとに異なる花言葉の意味があります。次に、花別のバラの花言葉をみていきましょう。
このように、バラは花色によって覚えきれないほど花言葉があります。特別な場合や、大事な相手に贈る場合には、予め花言葉を確かめておくといいかもしれませんね。
また、バラの花言葉は、花束として贈るときの本数によっても意味が異なります。
ヨーロッパでは「ダズンローズ」と呼ばれる1ダース、つまり12本のバラがよく知られています。バレンタインデー当日になると、花屋やスーパーの店頭に12本の赤いバラの花束が並びますが、始まりは中世ヨーロッパにさかのぼといいます。
ある男性が恋人の家に向かう途中、野バラを12本摘んで花束をつくりました。男性はその12本のバラに誓いをたて、勇気を出して恋人にプロポーズしました。女性は花束を受け取ると、そのうちの1輪を男性の胸元に挿して、プロポーズを承諾しました。
この言い伝えは今に引き継がれ、結婚式の新郎の胸を飾る小花「ブトニア」の起源ともいわれています。
12本のバラにはそれぞれ、「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」という12の意味が込められていたという話は、今も結婚式の演出に使われることがあります。
バラの花言葉は、花や蕾、色などの組み合わせによっても意味が変わってくるといわれています。ここまでくると、バラの花言葉はもう奥が深すぎて覚えきれませんよね。
とはいえ念のため、バラの組み合わせを細分化した、花言葉の違いもご紹介しておきましょう。
これまで述べてきたように、バラの花言葉はたくさん存在しています。そのため、色や状態、組み合わせによっては怖い意味に捉えられるものも存在します。
黒褐色のバラの花言葉は、「死ぬまで憎みます」「憎悪」「恨み」といった、恋愛に対してネガティブで暗いイメージのものが多いので注意が必要です。
ちなみに、一般的に自然界には黒いバラ(漆黒のバラ)は存在しません。花びらが何枚も重なった深紅色や濃赤色のバラが黒く見えたことから黒薔薇と呼ばれ、そのどれもが黒に近い濃赤色であったり深紅とよばれる色でした。
ところが、長いバラの歴史の中で、さまざまな国々で品種改良を重ね、漆黒に近いバラをつくりあげてしまったとされています。
バラの花言葉を贈るときには、花の色によってはいくつか注意すべきポイントが存在します。
黒いバラの花言葉は前述にもある通り、「貴方はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛」「永遠の愛」です。これは受け取る人によっては、深すぎる愛情に驚いてしまう方もいないとは限りません。
黒いバラを贈る場合には、「ユニークで珍しいから贈ります」などメッセージを添えたり、深刻になりすぎない演出をするなどしておくと良いかもしれません。
昔から黄色いバラには「平和」「友愛」などのポジティブな花言葉がある一方、「嫉妬」や「愛の薄らぎ」などといった、受け手によってはあまり快く思わないような花言葉があります。
裏の意味が存在しているので、プレゼントとして贈るときは互いの関係性に注意しましょう。
青いバラには「不可能」といったネガティブな花言葉と、「夢かなう」というポジティブな花言葉が存在します。
それにはこんな実話が元になっています。19世紀に入るとバラの愛好家や園芸家が次々に新しいバラをつくり出しましたが、どうしても「不可能」といわれたのが、青いバラの作出でした。
その後14年もの歳月をかけ、遺伝子組み換え技術を駆使し、2004年に世界初の青いバラ「アプローズ」を誕生させました。挑戦が実を結んだことに伴い、青いバラの花言葉も「不可能」から「夢かなう」に変わったといわれています。
こちらもバラを贈る際に、どちらの意味を込めているかを一言添えておくと安心でしょう。
バラの花言葉は、花と同時に贈ることになりますよね。そんなバラの代表的な贈り方としては、「花束」と「アレンジメント」の2タイプがあります。
花束は、豪華で華やかな雰囲気のある贈り物です。生花の持つ新鮮な生命力が直接伝わり、受け取る側はとても感動的でしょう。花束は持ち帰ったあと、花瓶に生ける必要があるので、お花を生けるのが好きな方向けの贈り方です。
アレンジメントは、花屋さんなどで器に給水スポンジを入れて、薔薇や季節の花を組み合わせて生けてもらうスタイルです。そのままでも造形が美しく、持ち帰って直ぐ飾ることができるので便利です。忙しい相手には喜ばれるかもしれません。
バラは、バラ科バラ属の植物の総称です。5月から初夏にかけて開花期を迎えるバラは優美で、甘い香りのする品種もあります。和名の「ばら」は、トゲのある低木の総称である「いばら(茨)」が略されたものといわれています。バラには「薔薇」という漢字をあてますが、この語は音読みで「そうび」「しょうび」とも読みます。
バラの歴史は大変古く、原産地は古代ローマや中国と考えられていますが、北半球の温帯域ということで限定はできません。
バラは3つ(野生種、オールドローズ、モダンローズ)に分類されます。野生種は200種ほどでしたが、世界中で品種改良が重ねされ、その品種は4万種類を越え、今も増え続けています。
バラは「花の女王」と呼ばれ、古くから女性に気持ちを伝えるときの花として選ばれてきました。あらゆる花のなかで花言葉は最も多く、そのほとんどが恋愛に関するものです。女性に花を贈るとき、真っ先にバラを思い浮かべたり、プロポーズに「赤いバラ」を贈る男性は多いのではないでしょうか。
西洋では、バラ、ユリ、スミレは理想の女性を表すといわれています。バラは「美」、ユリは「威厳」、スミレは「謙虚と誠実」を意味し、この3つの要素を兼ね備えた女性が理想の女性といわれます。ですから、これらの花は高貴で、多くの花々のなかでも特別に扱われているのです。
これから大切な方へバラを贈ろうという場合には、ぜひ上述してきたような花言葉を注意して贈ってみてくださいね。特に花束の場合は、色別、本数別の花言葉を考慮に入れて、花屋さんに趣旨を伝えて束ねてもらうことと良いでしょう。
バラの花束は、きっともらって嬉しくない人はいないですよね。バラの花言葉は本数によって異なりますが、いずれも基本的にポジティブな意味が多いので、相手の歳の本数を束ねて贈る人も多いようですね。
ぜひこれらを参考に、皆さんも大切な方へ、バラの花をプレゼントしてみてくださいね。愛しい恋人や家族、友人へ、バラの花を贈ろうという素敵なあなたの成功をお祈りしています!
※トップ画像はポコさん@GreenSnap
GreenSnap編集部